明治神宮の森に面して立つ神社本庁。神社をイメージした建物は、山手線からも見える(撮影/写真部・小原雄輝)この記事の写真をすべて見る 2016年の新語・流行語大賞は「神ってる」。“聖地巡礼”“パワースポット”がにぎわいを見せ、神様が身近にあふれる。3・11から6年、一人ひとりがそれぞれの形で宗教と向き合う時代。日本の宗教にいま、何が起きているのか。AERA 1月16日号では「宗教と日本人」を大特集。 参拝した神社で目にする改憲賛同への署名集め。地域の繁栄を祈願し、祭事を担ってきた神社が今、政治運動色を強めている。それをつかさどるのは、神社本庁。日本会議とも連携する神社本庁の実態とは──。 * * * 「もうすぐ震災から6年ですが、うちの復興はまだまだです」 東北地方のある神社の宮司は疲れ果てた様子でこう話す。 神主の家系に生まれた彼は、現在では三つの神社の宮司を兼ねる。しかし神職としての
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