宮台真司(みやだい・しんじ)/59年生まれ。首都大学東京教授。小学生以下3児の父。2017年10月にAV監督二村ヒトシ氏との共著「どうすれば愛しあえるの」を、12月にイラスト満載の子育て指南書「ウンコのおじさん」を出版。元々は数理社会学者この記事の写真をすべて見る オウム真理教の代表だった麻原彰晃(本名=松本智津夫)死刑囚 (c)朝日新聞社 最先端の若者文化や社会現象を鋭く指摘することで、脚光を浴びた社会学者宮台真司さん(首都大学東京教授)。平成の重大事件や震災などを手がかりに、社会の構造や問題点を読み解いてもらった。 【オウム真理教の代表だった麻原彰晃死刑囚】 ■コントロールすることで承認感覚を得たい 平成は「コントロール系」の男たちの怖さがあらわになった時代です。犯罪者の男たちに限らず、他人をコントロールすることで自分への承認感覚を得たいという欲望が強まりました。他人を支配したいのに支