任期満了に伴う横浜市長選(8月8日告示、22日投開票)を巡り、元長野県知事で作家の田中康夫氏(65)が無所属で出馬する意向を固めたことが5日、分かった。市長選に立候補を表明するのは7人目。8日に会見を開き正式表明する。 神奈川新聞社の取材に対し、田中氏は「カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致は市民が反対しており実現不可能。人と街を『創る・護(まも)る・救う』新しい理念に基づき、18区の特色を生かし『夢と展望』を実現したい」と意欲を語り、保育園の「保留児童」問題解消や市立中学校の「ハマ弁」を見直し、小中学校給食を地元食材でまかなう日を設ける考えを示した。 地域の空き家問題にも着手し、解体費用の一部を市が負担して緑地化や地域菜園化、町家再生などを図るほか、空き家を改修して独居高齢者のケア拠点とする新しい福祉の在り方も提案。福祉・医療・教育・観光・環境の分野で「人が人の世話をして初めて成り