絶不調でスタートした岸田新内閣 9月29日の自民党総裁選挙で下馬評を覆して大勝した岸田文雄自民党新総裁が、10月4日午後の衆参両院で第100代総理大臣に指名され新内閣が誕生した。 しかし、甘利幹事長という爆弾を抱えこんだことで「安倍・麻生傀儡政権」と見做されたうえに、「目玉人事」がなかったことも加わり、岸田新内閣に対する国民の期待感は今一つのようだ。 日本経済新聞社とテレビ東京が10月4、5両日に実施した緊急世論調査で、岸田新内閣の支持率は59%にとどまり、1年前の菅内閣発足時の74%を大きく下回った。 また、同時期に毎日新聞と社会調査研究センターが行った緊急全国世論調査でも内閣支持率は49%と5割に届かず(不支持率は40%)、昨年9月の菅義偉内閣発足時の64%に遠く及ばなかった。 さらに、共同通信社が実施した全国緊急電話世論調査でも内閣支持率は55.7%(不支持率は23.7%)と、他の世