ふかた・あきえ/ファイナンシャルプランナー(CFP)、生活設計塾クルー取締役。1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。20年間で受けた相談は4000件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、レタスクラブ等でマネーコラムを連載、ほかに「ダイヤモンド・オンライン」での『老後のお金クライシス!』の連載も好評。 主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』『投資で失敗したくないと思ったらまず、読む本』『住宅ローンはこうして借りなさい』(いずれもダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』、『図解 老後のお金安心読本』、『知識ゼロの私でも!日本一わかりやすい お金の教
「営業目標全廃」の舞台裏 メガバンクの一角、三井住友銀行は今年4月、個人顧客向けの業務を担っている営業職員たちに課してきた投信、保険などの販売目標を全廃した。 他のメガバンクの営業目標の改善を進めているが、全廃という抜本的な改革に踏み切ったのは同銀行だけである。 この話が報じられたとたんに、きわめて興味深い反応が大手メディアの記者たちから示された。「営業目標を廃止すると、営業実績が下がるのではないか」という質問の嵐である。 「営業目標を全廃するために、どのような内部改革を行ってきたのか」というような質問は一度たりとも耳にしたことがなかった。質問内容は素朴であるが、想像力はあまりにも乏しいと言わざるを得ない。 というのも、三井住友銀行は営業目標の廃止を唐突に思いついて実行したわけではないからだ。じつは、同銀行は2015年度から5年の歳月を費やして、営業目標の廃止にようやくこぎつけたのである。
やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 「ノルマ」はやっぱりあったのか! 大手金融機関が投資信託や保険などの個人向け営業に関して、支店や個々の社員に販売目標を割り振る、いわゆる「ノルマ」を4月から
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