「最近は個人制作のアプリでも、人気の高いものは月1000万円以上の広告収入を得ています」(大手アプリ広告会社)。 最近、スマートフォン(スマホ)アプリ内に表示する広告ビジネスが急成長している。無料アプリを使っていると画面内にバナー広告が表示されることがあるが、これが代表的なアプリ広告だ。 アプリ広告の市場が伸びると、個人や中小企業の収入も急増し、アプリのビジネスモデルも大きく変わる(関連記事「140万DL! 大ヒットアプリ『斉藤さん』の原点はアマチュア無線!?」)。そこで華やかなスマホアプリを支える“裏方”である、アプリ広告の仕組みについて解説しよう。 ソーシャルゲーム会社がスマホ広告を育てた スマホ向け広告は数年前から存在していたが、当時は小さな市場だった。それが昨年2011年、日本でも大きく伸びた。 スマホ向け広告の多くは「アドネットワーク」を通じて表示されている。アドネットワークとは