この記事は「日経トレンディ2012年4月号(3月3日発売)」から転載したものです。情報は基本的に掲載時点のものとなります。 ノートの販売単価が上がっているという。おおむね09年頃から、ビジネスパーソン向けに高級ノートがヒットする例が増加。「ノートの販売数に占める、高単価商品の比率は確実に増している」(東急ハンズ)。 東急ハンズの1月の販売数量ランキング(価格500円以上)で目立ったブランドは、モレスキンと、独特の書き心地が売りのMDノート。特に価格の高いモレスキンがベスト10の半分を占め、単価の上昇を裏付けた。さらに目を引くのは、1位の「もしもの時に役立つノート」。緊急時に必要な情報をまとめるための「エンディングノート」というニッチジャンルの商品が、2010年9月の発売から1年以上たつのに1位という結果だ。