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ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (6)

  • 日本インポ化計画(^^) - Everything You’ve Ever Dreamed

    私事で恐縮であるが、別居していたが帰ってきた。嬉しいかぎりである。翳りゆく部屋で、出がらしのほうじ茶のマグカップに手をつけずにが「ゴメンね。キミのEDをわかってあげられなくて。ごめんね許してなんて言えないよね。ひどすぎるよね」とナウシカのように言うのを僕は体液が吹き出ないように聞いているしかなかった。そう僕はどこに出しても恥ずかしくない立派なインポテンツ。 「周りの人がナニ不自由なく出来ることが出来ないのにね。その辛さで、頭がおかしくなっていたんだよね。でもいいじゃない。立たないのがキミの長所だと考えるんだ!」悲しみのあまり、確かに肉体の長い所の話ですけどねーとは言えませんでした。そう。僕は重圧を感じていた。立たないことではなく立たせてみよう立つまで待とうという周りのホトトギスな空気が重苦しかったのだ。 不妊治療が決定打であった。インポの分際で不妊治療。まるで二階級特進。不妊も何も立た

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  • 父の自殺と焼肉 - Everything You’ve Ever Dreamed

    彼岸前に墓参りにいったらオヤジの墓前で母にあった。年末に家を出て以来だから実際にたいした期間顔を見ていないわけでもないが、なんだか久しぶりな気がした。「元気なの?」「まあね。その節はお世話になりました」「お世話しましたー。お父さんも突然死んじゃったのに」オヤジは20年前に自殺した。40代だった。あのときから僕ら親子は親子というよりは戦友のような関係になったのかもしれない。『死んじゃった』なんて明るいトーンで言えちゃう母はわりと早いうちに父の自殺を消化していたようだ。 「あんたも家を出ちゃって、まあまだ私の体が元気で動くからいいけどさ。動かなくなったときのこと考えておいてよね」動かなくなるなんてーとへらへら笑って余裕を見せる僕を的確にジャブを当ててコーナーに詰めてくる母凄すぎ。圧倒されながらの僕は、考えてるよーと苦し紛れのパンチを返すしかない。「じゃあさ、テレビで独り暮らしの年寄りが狙われ襲

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  • 会社という無理ゲー - Everything You’ve Ever Dreamed

    私事で恐縮であるが先月末をもって約十年間大変お世話してきた部長が惜しまれずに定年退職となった。なお、人の希望に背き送別会の類いは催されない。それに伴い日二月一日付けで営業一課、二課、四課は社長直属となる。三課が存在しないのは社長がアンチ長嶋茂雄だからだ。 社長は気難しい上に新しいもの好き。先日もプライベートでツイッターを開始。社長ツイッターアカウント取得情報を得た総務課長の動きは早かった。稼働数時間後には全社スタッフに極秘通達メールが出された。内容は「社長がプライベートでツイッターをはじめられた。従業員各員は即フォローをすること。身分が露見しないように注意すること。なお、フォローによりなんらかの不都合が生じても会社は関知しない。但し社長のプライドを考慮して社長よりフォロワーが多い者についてはフォロー免除とする」 社長のフォロワー2。あまりにも無理ゲーすぎた。 ウチの総務は対社長の作戦

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  • イジメと人の痛みを想像することについて - Everything You’ve Ever Dreamed

    「抱き枕はね、泣き枕なんだよ。でね、腕枕は夢枕なの」が寝室でそんなことを言うようになったのは「イジメ」の話題でニュース番組が騒然としはじめたこの初夏の頃で、は、中学生時代にごく短期的にではあるが無視、シカトという卑劣なイジメにあっていたらしい。当時、は毎晩枕を抱いて泣いていたそうだ。「悲しかった?」「ううん悔しかった」大丈夫これからは健やかなるときも病めるときも選挙のときも僕が守るから。抱き枕になって。腕を枕にして。 ナカムラのことを思い出す。四半世紀前。ヤンキー全盛期。僕が通っていた中学もシンナーカツアゲリーゼント暴力イジメ…それなりに荒れていた。中途半端に荒れた中学に二学期途中という中途半端な時期に転校してきたナカムラは、小柄で弱々しく、格好のターゲットに思われた。転校してきた当初、友人はおろか話し相手も皆無だったからだろう、ナカムラはいつもノートやプリントの裏にマジンガーZの落

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  • 完全版/某独立行政法人が出入り業者に求めた企業努力 - Everything You’ve Ever Dreamed

    『もう時効だと思うので』といって某独立行政法人とウチの会社とのやりとりを「悪口」というカタチでtwitterにつぶやいたのが二週間前(http://togetter.com/li/48632)。悪口だから一方的に某独立行政法人を悪者に仕立ててしまったけれど、ウチの会社の落ち度や、一連の顛末の決着について触れていないのは、ちょっとフェアなやり方じゃないと思った(実際、ウチの会社のやり方に疑問を投げかける意見も多かった)ので、そこの部分を補足したい、でもツイッターだと文字数の関係で難しい、それならブログで、というのがこの《完全版》の趣旨だ。 ↓↓↓ もう時効だと思うのでウチと取引きのあった某独立行政法人についての悪口をはじめます。 以前、某独法にあるカフェテリアをウチの会社がやっていたとき、サラダバーをやってほしいと要望された。《職員からの声が多いので、サラダバーを設置してほしい。出来たらスー

    完全版/某独立行政法人が出入り業者に求めた企業努力 - Everything You’ve Ever Dreamed
    sasakiarara
    sasakiarara 2010/09/23
    ■[日記]完全版/某独立行政法人が出入り業者に求めた企業努力
  • ラブホテルをつくろうと母は言った - Everything You’ve Ever Dreamed

    家族でも恋人でも友人でもいいのだけれど、そういう大事な人を喪ったときの正しい感情ってなんだろう、なんて答えがないことを父の死を契機に僕は十代の終わりの一時期かなり真剣に考えていた。父が死んだとき僕が真っ先に思ったのは、悲しみでも、将来や生活への不安でもなくて、人間なんて簡単に死んでしまうんだな、エロの隠し場所には気を付けなきゃいけないな、というどうでもいいことだったりする。多感な18才だったので悲しかったのは間違いないのだけれど、前年の夏に祖母を亡くした直後ということもあって命が消えてしまう呆気なさに僕はただ愕然としていたのだ。 愕然としたあと僕はムカついた。というのも淡々と葬儀屋と打ち合わせをこなし、葬儀を執り行う母をみて親戚のオッサンどもが「少し休んだらどうだ」とか「泣いたっていいんだぞ」とか「これからの生活はどうするんだ」なんていちいち声を掛けてきたからだ。母のやりたいようにやらせ

    ラブホテルをつくろうと母は言った - Everything You’ve Ever Dreamed
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