ブログネタ:コミック 新作・近作 に参加中! ヤンキー漫画みたいな表紙だけど相撲漫画。巻を追うごとに誰も得をしない鯉太郎のストリップ――マコ姉は充分見ているだろうし――が進んで、最終巻では「しめ縄」を腰に巻いている流れかなぁ。とことん商売っ気を感じさせないところが素晴らしい。 バチバチでは「死んで生きれるか!!」を親子二代にわたって座右の銘とし、生きたまま神になろうとする鮫島鯉太郎のバチバチした生き様が刻まれる。 彼のマコ姉以外の何事にも攻撃的な姿勢は圧巻のひとことで、脳よりも内臓に響くものがある。鯉太郎の父、元大関火竜は虎城親方の陰謀によって横綱昇進間際に引退を余儀なくされ、くだらないプライドだけを残すに至った。この父の妄執に引導を渡してやるために、悲しいまでに強くなろうとした鯉太郎の想いが、痛いくらい熱い。 火竜が「不慮の事故」で死んでも、父の事が鯉太郎が稽古に打ち込み、力士に喧嘩を売