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ブックマーク / blog.livedoor.jp/death6coin (2)

  • バチバチ1巻 佐藤タカヒロ : 360度の方針転換

    ブログネタ:コミック 新作・近作 に参加中! ヤンキー漫画みたいな表紙だけど相撲漫画。巻を追うごとに誰も得をしない鯉太郎のストリップ――マコ姉は充分見ているだろうし――が進んで、最終巻では「しめ縄」を腰に巻いている流れかなぁ。とことん商売っ気を感じさせないところが素晴らしい。 バチバチでは「死んで生きれるか!!」を親子二代にわたって座右の銘とし、生きたまま神になろうとする鮫島鯉太郎のバチバチした生き様が刻まれる。 彼のマコ姉以外の何事にも攻撃的な姿勢は圧巻のひとことで、脳よりも内臓に響くものがある。鯉太郎の父、元大関火竜は虎城親方の陰謀によって横綱昇進間際に引退を余儀なくされ、くだらないプライドだけを残すに至った。この父の妄執に引導を渡してやるために、悲しいまでに強くなろうとした鯉太郎の想いが、痛いくらい熱い。 火竜が「不慮の事故」で死んでも、父の事が鯉太郎が稽古に打ち込み、力士に喧嘩を売

    バチバチ1巻 佐藤タカヒロ : 360度の方針転換
  • 弱虫ペダル1巻 渡辺航 : 360度の方針転換

    はいけいでんすくらーいむ!! 弱虫ペダルについて語るなら何よりも優先して、自転車に乗りたくなる感応力の激しさを述べなければなるまい。この作品にハマりだしてから滅多に使わなかった3速を安全と思える場所では使うようになった。ぐんぐんスピードに乗るのってちょっと怖くてキモチいい!でも、登り坂は押すね。 これほど弱虫ペダルが自転車の魅力を強く訴えられるわけをすべて明らかにすることはかなり難しい――つまりは「感動」ってやつだから――けれども、作品世界に移入させる描写の力は間違いなく大きい。 小野田坂道の最初のライバルにして観察者となった今泉は冷徹さと秘めたる熱さにその上で踊る海苔…ノリのよさをあわせ持ち、外側から坂道の凄さ、というか異常性を熱気迫るいきおいで教えてくれる。いっぽうで、坂道の心理描写は走行中、とぎれとぎれに紡ぎだされる感想に息継ぎしながら話しているような臨場感がある。 この両輪が二側面

    弱虫ペダル1巻 渡辺航 : 360度の方針転換
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