東京組合は11月7日、平成24年度書店経営研修会を開催。 「ライトノベルの販売のポイント」をテーマに、角川グループパブリッシング販売促進部コミック・ライトノベル促進課担当の池田一樹次長が講演し、市場動向や売場の作り方などを解説した。 〔既刊が売上の7割を占める〕 矢野経済研究所が発表した2010~2011年度のオタク市場の分野別市場規模調査によると、出版市場が縮小している中で、ライトノベルの市場は成長を続けている。 最近は参入出版社が増え、まさにライトノベルの戦国時代となっている状況だ。 角川グループのライトノベルは、2001年を100とした場合、2011年では234%とずっと伸び続けている。 文庫ジャンル市場も大きく変化した。 ライトノベルの売上シェアはこの5年で1・4倍になったのに対し、「コミック文庫」「雑学文庫」の売上シェアは約半分にまで落ち、ライトノベル市場とシェアが逆転してい