昨年の今日、6月9日、「永遠の一手」の連載が始まりました。大学入学時の同級生だった沢さんとの念願の一作でした。沢さんは先日、編集長を勇退し、異動となりましたので、直接編集を担当してもらうのは最初で最後の作品になりました。ギリギリ間に合ったという感じです。 私の手元には、秋田書店に就職が決まった年から今年までに届いた沢さんからの年賀状が22通、残っています。年頭の短い言葉ですが、まんが編集者としての熱い思いが伝わってきます。続けて眺めてみると、一編の作品のようです。毎年、年賀ハガキいっぱいに書いてくれているのですが、ここでは文章の一部を抜粋してご紹介します(私信なのでそのまま公開というわけにはいきませんが、概要ならOKという承諾を沢さんからもらっています)。 1989年 迷走せる就職活動の結論として、来春より秋田書店にてまんが編集をやっていくことにしました。まんがに取り組んでみるつもりです。