酪農が盛んな道東の中標津町で、牛乳の消費拡大を図ろうと、会食では牛乳で乾杯することを盛り込んだ条例案が4日、町議会に提出されました。 中標津町は、人口の1点5倍以上のおよそ3万9000頭の乳牛を飼育する酪農が盛んな町です。 町は、地元での牛乳の消費拡大と町の外にも消費をPRしようと、「会食で乾杯する場合は、可能な範囲で牛乳で乾杯する」ことを盛り込んだ「牛乳消費拡大応援条例案」をつくりました。 条例案は4日の議会に提出され、議会の最終日の今月13日に可決されれば、来月から施行されます。 日本酒造組合中央会によりますと、地酒やワインでの乾杯を盛り込んだ条例は、全国48か所ですでに成立していますが、中標津町は、牛乳の乾杯を盛り込んだ条例は、全国でも例がないのではないかと話しています。 中標津町農協の高橋勝義組合長は、「牛乳で乾杯を呼びかけてきたわたしたちの取り組みが拡大することになり歓迎します。