シリコンバレーに移って約一年という若い友人と話をしていて、ウェブ進化とグローバリゼーションの結果、海外に住んでいても「情報についてはネット」「食材などのリアルな物についてはグローバル物流」のこの十年の異常なまでの発展によって、「海外に住む」ことの敷居がおそろしく低くなっていることを感じた。海外にいても、望めば一日のうちのかなりの時間を母国語で過ごしながら生きていくことが容易になったのだ。これは日本に住むアメリカ人、インドに住むフランス人・・・皆、同じではないかと思う。 たとえば、mixi上のベイエリアのコミュニティの中には5,000人近い人がいる。育児コミュニティもあったりして、日本語で助け合いながら育児をやっている。グルメ好きな日本人たちが集まり、こちらで美味いと評判の店を貸切にしてしまうようなこともけっこうあるという。 僕が初めて一年間サンフランシスコに住んだのは1991年から92年の
小倉秀夫氏が、岸博幸氏のコラムを批判している。最初は「CDやDVDをレンタル店から安価で借りてデジタルコピーして、ネット上で違法配信するのが日常茶飯事になった」という岸氏の事実誤認の指摘だったが、彼がエイベックス・グループ・ホールディングスの非常勤取締役に就任したことがわかり、問題は政治的な様相を帯びてきた。 岸氏は、もとは経産省の官僚で、竹中平蔵氏の秘書官となり、彼が総務相になってからは、その通信政策は実質的に岸氏が仕切った。去年の「通信・放送懇談会」を迷走させた張本人は彼である。竹中氏が辞任してからは、岸氏は慶応大学の准教授になったが、今でも総務省の「通信・放送問題に関するタスクフォース」のメンバーとして通信政策を取り仕切っている。 岸氏は、前回のコラムでは「アーチストの権利を制限したら創造意欲が低下する」と主張しているが、小倉氏が指摘するようにアーチストは契約によってレコード会社
Gartner, Inc. Hung LeHong Research VP 志賀 嘉津士 Research Director ガートナーが米サンフランシスコで4月22日から開催したシンポジウムでは最新のリサーチ内容が披露されたが、筆者はWeb2.0時代の小売業および消費者向けビジネスを制する企業集団を象徴する「Goog-Azon」を提唱する。講演タイトルは「あなたのビジネスモデルを破壊するWeb2.0の怪物:Goog-Azon」であり、消費者向けの販売シェアを増す彼らが、サプライチェーンの主導権をいかに握るかを示す内容だ。 説明するまでもなくGoog-Azonは、インターネット検索最大手のグーグルと、オンライン・ショッピング最大手のアマゾン・ドットコムの社名を組み合わせた造語である。このような企業統合のスキームについてはかねてよりたびたび話題になっているが、我々が提唱するGoog-Azon
▲タイプライター、誕生。最初のタイプライターはクルミ製。ピアノに似ており、キーが二列並びで大文字のみ(1868) しかも何か変だ。Christopher Latham Sholesの特許のうち、1868年6月23日に成立したU.S.Patent No.79265は、確かにピアノ風のキーボードを有するタイプライターだが、クルミ製じゃないし、発明者の署名が1868年5月1日付になっているので、6月23日を誕生日にするのは何か変だ。それに、クルミ製で大文字2列のキーボードを有するのは、1867年10月11日申請のU.S.Patent No.79868の方で、前年の1867年に発明されたタイプライターだ。 どうも、この説の著者は、これら2つの全く異なるタイプライターを、完全に混同してしまっているように思える。それとも、1868年6月23日に誕生した別のタイプライターが、どこかにあるのだろうか?
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