一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)は、2月25日、2020年(1~12月)のテレビの国内出荷台数が1050万台になるとの予測を発表した。 ●家電エコポイント期の購入者が買替えサイクルに突入 国内のテレビ市場では、家電エコポイントや地上デジタル放送への完全移行によるテレビの買い替えによって、2010年に年間出荷台数2519万台のピークを記録した。この反動により、2012年は645万台に急激に縮小し、その後も13年は537万台、14年は549万台、15年は512万台と低迷が続いた。平均して800万~1000万台あったテレビ市場は、約半分まで落ち込んだのだ。 家電エコポイントを実施した09年~11年のわずか3年間で出荷した5864万台という数字は、国内の全世帯を上回るテレビの買替え需要が発生したことを意味する。 JEITAによると16年は560万台を予想し、それ以降は18年に860