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昔話に関するsasuke8のブックマーク (51)

  • 国内および国家間の不平等を是正する

    ついに桃太郎達は鬼をやっつけた。厳しい戦いで出まくったアドレナリンでうわーと興奮した彼らは、鬼が隠していた金銀財宝を見て目を丸くした。それを四分の一ずつ山分けにしようと雉が提案した。犬はわれわれの主人である桃太郎が7、犬猿雉が1ずつが妥当だろうと言った。猿は自分はより桃太郎に遺伝的に近いため、桃太郎5、猿3、犬雉が1ずつだと言い張った。桃太郎は俺はゼロでいいよと言った。犬猿雉は耳を疑った。 猿がすかさず「じゃあ私が6で、犬雉が2ずつで…」と言いかけたところで「君らもこれ、ほんとにいるの?」と桃太郎がかぶせた。「別に置いていってもいいかな、これ」と言った。猿は牙を剥きながらわれわれは何のために戦ったのかと反論したが、桃太郎は「じゃあ猿は何のために戦ったの?」と逆に問い返した。「お金?」と単刀直入に聞いた。猿はとっさに犬雉を見たが、彼らの目から何か読み取るのは難しく、しかし何も答えないのはだめ

  • 闇 Advent Calender 11日目

    はじめに -------- いまから書かれることは、フィクションです。 0. 負 ----- 中学時代のことを話そうか。一応、中学時代に関しては、俺が余りにも気持ち悪がられていて、女子が逃げるということがあったことがあった。クラスの中で気持ち悪い人間ベスト二人に入っていた。そのころ、何も考えていない馬鹿な中学生だから、女子が逃げることが楽しくておいかけていたら、女子が泣き出してその女子の彼氏が睨みつけられたことがあった。 いまでも後悔していることの一つに、中学時代にパソコン部に所属したことがある。当時、MSXというのを所持しており、そのプログラミングを書いていた自分は、パソコン部にいけば、もっと面白いプログラムを書けると思っていた。しかし、そのパソコン部はまあクソみたいな規則があって、一年のうちは「一太郎(Wordだと思ってくれればいい)」しか触らせてくれなかった。俺はプログラムが書きたか

  • もしも矢沢永吉が桃太郎を朗読したら - ナナオクプリーズ

    矢沢です。 昔々あるところに、お爺さんとお婆さんがワオワオしてたんだけどさ。 お爺さんが山へ柴刈りに、お婆さんが川で洗濯してたら、ビッグな桃が流れてきたわけ。 ドンブラコ、ドンブラコって。ノッてくれ、ノッてくれって。婆さんつい拾っちゃったのよ。 その桃を切ったらさ、赤ん坊が生まれたのよ。この時点でもう、スターの素質があったのかな。 じゃあ桃から生まれたから、桃太郎にしようって。んでお爺さんが一回、俺のところに相談にきたんだよね。永ちゃん、この名前どうすかって。 んで、俺は言ったよね。いいね、その名前。いい名前なんだけどさ、俺はいいんだけど、YAZAWAがなんて言うかな? 結局、桃太郎に決まったんだけどさ。桃から生まれた子供。ヤバイ、って思ったよね。 それから桃太郎はスクスク育つんだけど、ある日急に、鬼ヶ島へ鬼退治に行きますとか言い出して。 すごいよね。桃から生まれて、鬼とケンカするとか。ス

    もしも矢沢永吉が桃太郎を朗読したら - ナナオクプリーズ
    sasuke8
    sasuke8 2013/11/26
    最後にふいた。
  • 桃太郎をヒップホップ調にしてみた - ナナオクプリーズ

    『桃太郎 is RAP』 昔々あるところGrand Mother 洗濯してたんだ ここRiver すると川上からドンブラコ 婆さんビックリ視界Black out BigなPeach 婆さんはBitch 思わずWashの手を止めDash 持ち帰ったそのサイズはHeavy 割ってみりゃなんと中からBaby 早速命名「桃太郎」 名前はSimple is Bestだろう スクスク育って気がつきゃ青年 ある日ジジババの前で宣言 人々を襲う鬼のViolence もうガマンできねえ 耐えられん 行ってきますぜ鬼退治 このままじゃみんな一大事 男の決心 黙って見送る みんなのHero まさにMIracle 俺は岡山生まれ 農村育ち 掲げた旗には「日一」 命をかけた戦いが始まる 道すがら出会ったAnimal お腰につけたきび団子 絶対これべたい断固 くれたらお供をいたしましょう 地獄の果てまでI wil

    桃太郎をヒップホップ調にしてみた - ナナオクプリーズ
  • もしもおとぎ話に官能小説がまぎれこんだら - ナナオクプリーズ

    桃太郎 昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。 おばあさんが洗濯をしていると、川上から大きな桃がドンブラコドンブラコと流れて来ました。おばあさんは桃を持ち帰り、おじいさんと一緒に桃を真っ二つにしました。すると、中から赤ん坊が現れて、おぎゃあおぎゃあと泣きだしました。 桃から生まれたので桃太郎と名付けられた赤ん坊はすくすくと育ち、立派な青年になりました。そしてある日、おばあさんにこう言いました。 「へへっ、あんた歳の割にはいいカラダしてんじゃねえか」若い男はマサコの身体に抱きつくと着物の懐に手を差し入れた。 身をくねらせて抵抗するマサコ。しかしすでに齢六十を超えていたはずのその身体は、数十年ぶりに若い男に抱きしめられたことで胸の奥に、情欲の炎がちらりちらりと灯り始めていた。 「やめてっ! こんなところを夫に見られたら…

    もしもおとぎ話に官能小説がまぎれこんだら - ナナオクプリーズ
  • 制約だらけの桃太郎 - ナナオクプリーズ

    制約:「桃」「おじいさん」「おばあさん」「犬」「猿」「キジ」「鬼」「きびだんご」「山」「柴刈り」「川」「洗濯」「どんぶらこ」「日一」「家来」「宝」の使用禁止 昔々、あるところに高齢の男性と高齢の女性が住んでいました。高齢の男性が周囲より標高の高い地形へ剪定作業に、高齢の女性が細長い地形に絶えず水が流れる場所で衣類の汚れを排除していると、上流から大きな学名Amygdalus persicaが大仰な擬音と共に流れてきました。 「こんなに大きなAmygdalus persicaは見たことないわ。これは良いみやげになるわね」 高齢の女性はその時折お尻の隠喩として使われる果物を持ち帰り高齢の男性と二人で割ってみると、中から元気のいい男の子の赤ん坊が飛び出して来ました。子供がいなかった高齢の男性と高齢の女性は大喜び。シロップ漬けの缶詰にすると美味しいそれから生まれた子供だったので、それらしい名前を付

    制約だらけの桃太郎 - ナナオクプリーズ
  • パンがなければ死ぬしかないじゃない

    みんなの創作用アイデアメモです。(いろいろ模索中) ・これを使った創作歓迎 ・追加で思いついたこと書いてもらうの歓迎 ・感想歓迎 ・共同編集歓迎(登録用のメールアドレスを添えて、メールください) 諸国遊行の僧が山中の寒村を通りかかると、村では年に一度の行事の前夜であった。 村人の話によれば、村の近くに住みついている化物が毎年生贄を要求してくるという。「要求通りの生贄を差し出さなければ村に災いが訪れる」と化物から脅され、やむなく化物の言いなりになっているとのことである。 村人を憐れに思った僧は、修行で得た法力と智慧を駆使し、死闘の末に化物を調伏する。村人に安堵の表情が浮かんだのを見届けた僧は村を後にする。 生贄を差し出さずともよくなった村では、生贄の分だけ年々人口が増え続ける。 当然ながら村の生産力には限りがある。 やがて村には糧難が訪れた。例年と較べて決して不作ではないのにも関わらず、村

    パンがなければ死ぬしかないじゃない
  • GGR(ごんぎつねリローデッド) - 回転図誌

    これは、私(わたし)が小さいときに、村の茂平(もへい)というおじいさんからきいたお話です。 むかしは、私たちの村のちかくの、中山(なかやま)というところに小さなお城があって、中山さまというおとのさまが、おられたそうです。 その中山から、少しはなれた山の中に、「ごん狐(ぎつね)」という狐がいました。ごんは、一人(ひとり)ぼっちの小狐で、しだの一ぱいしげった森の中に穴をほって住んでいました。そして、夜でも昼でも、あたりの村へ出てきて、いたずらばかりしました。 新美南吉 ごん狐 トゥルーEND 「ごん、お前(まい)だったのか。いつも栗をくれたのは」 ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。 兵十は火縄銃をばたりと、とり落しました。青い煙が、まだ筒口(つつぐち)から細く出ていました。 新美南吉 ごん狐 ifルート(バッド) 母が逝ったことで天涯孤独になってしまった兵十。 失意のどん底に

    GGR(ごんぎつねリローデッド) - 回転図誌
    sasuke8
    sasuke8 2012/04/16
    執拗にごん。すばらしい。
  • 桃太郎

    みんなの創作用アイデアメモです。(いろいろ模索中) ・これを使った創作歓迎 ・追加で思いついたこと書いてもらうの歓迎 ・感想歓迎 ・共同編集歓迎(登録用のメールアドレスを添えて、メールください) 桃太郎(とうたろう、とうたろ、とたろ)は、かつて岡山県の一部に存在したといわれる通過儀礼の風習である。 元服を前にした少年が、瀬戸内海に浮かぶ島に単独で潜入し、島の集落を襲撃して物品を強奪する。その後、島民に捕らえられたり殺害されることなく無事に帰還できたものだけが晴れて元服を行い、一人前の戦士として共同体に迎えられたという。島から強奪してくる物品は何でもよいというわけではなく、手に入れるために危険を伴うものであるほど良いとされた。そのため宝物や家畜、あるいは島の人間などが狙われた。特に人間は奴隷やとする目的で狙われることが多かったため、若者や子供が主に標的とされたという。[要出典] このような

    桃太郎
  • BLUE VELVET

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  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知
    sasuke8
    sasuke8 2012/01/18
    ちょこちょこ挿入される違和感。そして、台無し感!
  • 触手太郎

    みんなの創作用アイデアメモです。(いろいろ模索中) ・これを使った創作歓迎 ・追加で思いついたこと書いてもらうの歓迎 ・感想歓迎 ・共同編集歓迎(登録用のメールアドレスを添えて、メールください) むかーしむかし。お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に出かけました。 お婆さんが川へ行ったところ、上流から大きな触手がどんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。 お婆さんはもう随分夜がご無沙汰でしたから、思わずその触手を物欲しげな目つきで眺めておりますと、おもむろに触手が伸びてお婆さんの肢体を絡めとりました。 (中略) そうして生まれ落ちた元気な男の子は「触手太郎」と名付けられ、すくすくと育ちました。 しかし彼の内に沸々と芽生える野生の衝動。やがてそれは滾る欲望の捌け口を求めるのでした。 最初に餌になったのはお爺さんでした。 (中略) お婆さんはお爺さんに向ける嫉妬の眼差しを押さえることがで

    触手太郎
  • 自殺した父について今、僕が思うこと - Everything You’ve Ever Dreamed

    北鎌倉にあるお寺へ墓参りに行った。と母と一緒に。父が死んで二十年。前日の台風が残していった風にあおられて線香に火をつけるのに苦戦しながら、この煙で燻され、ゾンビ化した父が墓から這い出てきたら…というどうでもいいことに想像力を浪費していると、家族連れだろうか、イーチ、ニー、サーンとどこからか子供たちの声。その声は僕に父との風呂を思い出させた。 父は僕と弟を湯船につからせるとゆっくり百まで数えさせた。父の風呂は当に、当にあつかった。僕らは大人の熱さに、数えるのを速めたり、数字を飛ばしたり、胸までお湯から出したりして対抗した。そのあとには恐怖の「10やりなおし」がいつも飛んできて、僕らが湯船から出るときには百をゆうに越える数を数えさせられていてゆでダコのように赤くなっていた。二匹のゆでダコの指先はふやけてしまっていて僕ははやく大人になって一人で風呂にはいる権利がほしいとそのふにゃふにゃの指

    自殺した父について今、僕が思うこと - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 小学校のころ、一番好きだった遊びはなんですか。 - cinematicインタビュー

    一番好きだった遊びはミニ四駆を改造することでした。 私が違法改造を、私の友人Sが正規改造を承っており、今にして思えば私とSとの関係性は陰と陽そのものでした。その時私達が立っていた大地は竜脈が活性化していましたので、そのエネルギーが陰陽術に変遷され私とSがそのような境遇に陥ったのも仕方の無かったことかもしれません。 楽しく激しさに満ち溢れたミニ四駆を作る、それが私の信条でした。 一方Sは、大会で如何にして勝ち上がるか、それが信条でした。 もちろん改造依頼はSの方に群がりました。当たり前です、それが正規の遊びなのですから。 私は大会には興味が無くひたすら馬鹿方面を追い求めました。爆竹を乗せ、ロケット花火で加速を作り、時には分解したラジオのコアを乗せ騒音化させ、周囲を困らせていました。 アバンテが20台目を超える頃には、ベアリング改造技術、モーターの最高回転数適正見極め、シャーシ肉抜

  • ウェブリブログ:サービスは終了しました。

    「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧

    ウェブリブログ:サービスは終了しました。
    sasuke8
    sasuke8 2011/02/20
    「部位ぺこな二足歩行」「複数の70代は」感情の起伏により顔面の下部が痙攣
  • あとがきにかえて / 記憶の断片が行動を左右することは意外によくある - 回転図誌

    最後の写真をblogに掲載してから、bachihebi(仮)は長い溜息をついた。 ――やっと終わった。 達成感と言える程の感動はない。 写真を一枚撮って掲載するだけの単純な作業である。毎日続けたとは言え、たったの四ヶ月足らず。 そもそも、blogの内容は自分のモノだ。望み通り始めて、望み通り締め括ることができた。それ以上の経過は望むべくもない。 ただ、気楽だったというわけでもない。写真に添える文章が思い浮かばないまま、二時間以上も編集画面を凝視していたことは一度や二度ではない。 それなりに真剣だったのである。途中で止めようとは一度も思わなかった。心配だったのは不測の事態で中断してしまうことであり、自分の意思で止めようとする事は考えられなかった。 何故だろうか。何故、この企画を始めようと思ったのだろうか。 元は、稲の生育を毎日観察したら面白いのではないか、という位の発想だった。 だが果たして

    あとがきにかえて / 記憶の断片が行動を左右することは意外によくある - 回転図誌
    sasuke8
    sasuke8 2010/09/01
    いつも楽しみにしてました。これからも楽しみにしますけど。
  • Hatena ID

    Hatena ID is an account used for various Hatena services.

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  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知
  • 月の娘 - 回転図誌

    人類が宇宙に移民を開始して二世紀。人類史上最悪と思しきテロルは月で起こされた。 テロルとしてはごくありふれた経緯でそれは起こった。もっとも、大抵のテロルが起こる経緯は似たようなものなのかも知れない。ともかく、この場合も当事者なりの理屈、思惑があり、彼らは彼らなりの正義によってそれを遂行したのだろう。その理由についてはここでは語る言葉を持たない。 しかし彼らは、少々やりすぎた。彼らがとった手段は月面及び月地下施設における、同時爆破だった。だが、彼らが爆破した施設には、月のエネルギープラント関連施設が含まれていた。彼らの思惑には、プラントの運転停止、月都市へのエネルギーの供給不足、という筋書があった。しかし実際には彼らの行為によってエネルギープラントの暴走、他施設の誘爆、といった具合に、考えうる範囲の内で最も悪い方向に事態が進んだ。 悪いことに、当時月の施設は多くが月面ではなく、地下に建造が進

    月の娘 - 回転図誌
  • 乙女心は夢を見る - メトロガール

    祖父の葬儀のときに、祖母は繰り返し繰り返し言った。当にあのひとはやさしいひとだった、一度だって怒ったりしなかった、と。嘘ばっかり、おじいちゃんしょっちゅう小言を言ってたじゃない。そうわたしたちがからかうと、祖母は真顔で言うのだ。あれは、わたしがいけないことをしたから叱られただけ。あのひとは、決して自分の気分で怒ったりはしなかった。 (まだ許嫁だったころ、おばあちゃんは学生でね、学校帰りに心配なのか、後ろの方、ずっと遠くにおじいちゃんがついて歩いてくるの。友達にからかわれて恥ずかしかったから、一度だって振り返らなかった。結婚なんてしたくないと思いながらも、向こうから断られるのはなんだか癪だと思って、複雑な気持ちだったのよ。女心ってやつかしらね) 祖母は学校を卒業すると同時に16歳で嫁に来た。祖父のことはほとんど知らなかった。まだまだ子どもで結婚の意味もわからず、不安で泣いている祖母がいたた

    乙女心は夢を見る - メトロガール