今日の午後、うちの職場が入っている建屋全体が突然停電になった。 メーカーの工場なので窓がかなり少なくやたら暗い(場所によっては完全に真っ暗だ)し、PCの編集中のデータは飛ぶし、駆動中の装置を案じたり、エレベーターに人が閉じ込められたりで騒ぎになっている中、僕より入社年次が1年上で1歳年下の隣の課の男が、僕の顔を見るなり、にこーっと笑ってうれしそうに「停電だ!」と言ったのがとても印象的だった。 たしかに子供のころ台風がきたりすると妙にわくわくしたものだ。 電気が止まると本当に仕事ができなくなる。 仕方がないので、僕はお菓子を食べていた。