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ブックマーク / yashio.hatenablog.com (68)

  • 作家業で稼げなくてもぼちぼち頑張ってるって報告 - やしお

    昨2024年4月に小説が出版されて職業作家(兼業)になったその後の行方についてのメモ。 小説『生命活動として極めて正常』 昨年4月に短編集がKADOKAWAから出版された。いろんな人が好意的なレビューしてくれて嬉しかった。 大森望氏 地球環境から野球まで短編SF祭りだ! - 新刊めったくたガイド|WEBの雑誌 柞刈湯葉氏 フラスコで再現された生命の誕生のような文章群。「やりやがって」と思わされる、清々しく書かれた小説。―『生命活動として極めて正常』レビュー【評者:柞刈湯葉】 | ダ・ヴィンチWeb 円城塔氏 「激推しぽよ」を読まない人も、息をするようにを読む人も楽しめる“とてもマレな”の内容は… | 文春オンライン 尾崎世界観氏 『生命活動として極めて正常』八潮久道著 : 読売新聞 新海誠小説『生命活動として極めて正常』、素朴すぎるコメントで恐縮ですが、寄せさせていただきました

    作家業で稼げなくてもぼちぼち頑張ってるって報告 - やしお
    sasuke8
    sasuke8 2025/02/01
  • ご奉仕チキンレースで均衡する出世水準 - やしお

    出世する、より上位の管理職に上がって行くというのは、マネジャーとしての力量や適正も必要だけれど、「どこまで奉仕できるか(どこで降りるか)」によるところが大きいのだろう。その奉仕水準でどこまで行くか/どの辺で止まるか均衡するのだと、会社で仕事をしながらつくづく感じるこのごろ。 ポジション上昇の基路線 新人→中堅社員→係長→課長→部長→……とポジションが上がるに従って、受け取る仕事の粒度が大きくなってくる。 重要度や影響度から正確にリスクを抽出して優先順位を決められる。 大きな仕事を適切に分割して相互関係を理解できる。 期日から逆算して分割した仕事にマイルストーンを割り当てられる。 情報を整理して他者に状況を正確に説明できる。 自分にない力量を持つ他者・他部門に割り振れる。アウトソースできる。 といった管理能力がより高度に必要になってくる。 逆に言えば、こうした技術・能力が高い人をより高いポ

    ご奉仕チキンレースで均衡する出世水準 - やしお
  • 小説の商業出版にいたる顛末:八潮久道『生命活動として極めて正常』 - やしお

    小説(短編集)が来月(2024年4月)にKADOKAWAから出版されることになった。その顛末やいろいろ思ったこと等のメモ。 ※このエントリはKADOKAWAの担当編集者や広報に見解を求めて書いていない。「私のケースはこうだった、私からはこう感じた/こう見えた」を記録している。勘違いされるといけないので念のためお断り。 概要 カクヨム(小説投稿サイト)で年に1~2作ほど小説をアップしていた。それ以前のブログ時代からだと20年くらい書いていた。 カクヨム経由でKADOKAWAから単行の刊行の打診があった。カクヨムに過去に投稿した作品5編と、書下ろし2編を加えて短編集とすることになった。 著者側の実作業としては3ヶ月弱程度。 アマチュア時は単に「作品」でしかなかったけど、今回は同時に「製品(商品)」の側面が出てきて色々新鮮だった。 自分が書いたものが物理的なになるのは、単純にうれしい。 目次

    小説の商業出版にいたる顛末:八潮久道『生命活動として極めて正常』 - やしお
    sasuke8
    sasuke8 2024/03/03
    何となく普通に小説の賞を取ってプロになっていくのではと思っていたので、あくまでアマチュアの側からこうしたエントリを挙げてくれる誠実さ。
  • 中年会社員が部署異動してつらかった話 - やしお

    会社で部署異動になって5ヶ月超が経った。経験のない業務分野で係長クラスになっている。 今まで会社勤めをしていて、業務内容に特にこだわりもなく、それなりにやれてきたから、まあ大丈夫かと思っていたけど、あまり大丈夫じゃなかった。結構つらかったし、割と嫌な気分になっていた。(今は割と大丈夫。) どの辺が辛かったかとかメモに残しておこうと思って。 異動前 大手メーカーに新卒で入社して15年ほど勤めている。 前の職場(比較的製造現場に近い技術系職場)では、4年ほど担当者として働いた後、係長ポジションになって4年ほど働いた(係のメンバーは10名弱)。 異動 同じ事業部門の中で別の課に異動した。異動先の課の業務内容は、漠然とした理解しかなかった。 30名程度の課で、25名の係の係長をしろとのことだった。もともと課の管掌範囲が広いこともあり、十分にマネジメントが機能しておらず、その辺りを助けてほしいみたい

    中年会社員が部署異動してつらかった話 - やしお
    sasuke8
    sasuke8 2023/08/31
    お疲れ様です。全く他人事ではない。詳しく書いてくれてありがたい。これだけ客観的に分析できて能力があり成功体験もあるのにしんどくなるって何なんだよと思う。みんな偉いのか。どう思えばいいんだ。
  • 小悪事を自己申告して後ろめたさを解消するムーブ - やしお

    「著者や編集者に『図書館で/古で』読みましたと感想をわざわざ言ってしまう人」の話がまたTwitter(X)とかで話題になった。「あなたへは一銭も払わないが、あなたのコンテンツは消費させてもらいました」と言うことになってしまう。 「変なマナーを作るな」「払えない人を排除するな」「商売の話と創作活動の話を分けて考えろ」等の意見も見られたが、現実的にはそれで金銭を得ている人に向かって(子供でなく大人が)普通はまあわざわざ言わないんじゃない、とは思う。 この「わざわざ」の意図について、「嫌がらせで言ってる」、「との出会い方を大切にしてるからだ」、「特に何も考えてない(雑談の一種)」等の色んな説が出た。個人的には「相手に『わざわざ』言って後ろめたさを解消するムーブ」の一種もあるのかなと思ってる。 昔20代のときに職場で「OA推進担当(パソコンとかOA機器の管理する人)」をやっていて、同僚のおじさ

    小悪事を自己申告して後ろめたさを解消するムーブ - やしお
    sasuke8
    sasuke8 2023/08/28
    自分はこういうことをよくしてしまう気がする(このコメントも後ろめたさの解消?)。相手がいるときは気をつけねば。
  • たった211ヶ月でTOEICスコア500アップ - やしお

    よく「3か月でTOEIC 〇〇点アップ」といった広告を見かける。羨ましいけど自分は残念ながら短期間での華々しいスコアアップは全然なくて、17年もだらだらかけて結果的に500点強上がって900を超えた。長すぎる。長すぎるけれど、めちゃくちゃ頑張れるわけじゃないほとんどの人にとっては、そんなもんかもしれないとも思っている。 普遍的な学習体系にはなり得ないけど、個人的なメモを残しておこうと思って。 TOEIC スコアと実力 初めての受験が2004年1月(18歳)で425、最近の受験が2021年8月(35歳)で960だった。それ以前の受験結果や模試の結果を考えると、「960」はマークシートの運で上振れした結果で、実力は900前半程度だと思っている。 最初の400点台の頃は試験が当に苦痛だった。ほぼ何言ってるか分からん話を2時間集中して聞く・読むのは苦しみでしかない。たまに分かる言葉の意味をつなぎ

    たった211ヶ月でTOEICスコア500アップ - やしお
    sasuke8
    sasuke8 2021/10/06
    そのときの感情とか無視しない経験談がうれしい
  • 本気でハマっていた何かを、「やめてない」という気持ちでやめていく - やしお

    ネットで漫画イラスト小説やブログを書いてた人が、ふっとやめてしまってさみしい、というのはよくある。外側から見ると急にやめちゃったようにしか見えないけど、内側から見るとむしろ「別にやめたわけじゃない」という認識なことが多いんじゃないかと思っている。 はっきり「やめる!」と決意してやめた人は少数派で、「まだやってる」の気持ちは持ち続けたまま、実績としてはやめた状態がずっと続いていく。 自分自身のケースだけど、以前はてなダイアリー/ブログで創作(お話)をせっせと書いていて、その後カクヨムに移った。2005年5月くらいから始めて、2019年3月に終わっている。まる2年以上更新してなければ、外側からは「やめちゃったんだな」としか見えない。でも人は「別にやめたってわけじゃないけど……」と曖昧に思っている。 このズレが、熱心にやっていたことを急にやめてしまうケースに割と共通しているんじゃないかと想

    本気でハマっていた何かを、「やめてない」という気持ちでやめていく - やしお
  • 合理的な選択の末に、いつの間にか世の中に取り残される感覚 - やしお

    自分が10~20代の頃に、両親がパソコンを使えない、ケータイでメールが出せない、スマホが使えない、という姿を見ていて漠然と「そんなもんか」と思っていたけれど、自分自身が30代半ばになってちょっとその感覚が分かる気がしてきた。 「年老いてくると単に理解力が下がる」のような個人の能力の問題かと特に深く考えずにイメージしていたけれど、そう単純じゃない気もしている。「自分には必要ない」と思って「新しく出てきた何か」に適応するのをしばらくサボっていると、いきなり従来利用してきたものが消滅して途方に暮れる。出てきた当初からちょっとずつ適応していれば、(スロープとまでは言わないにしても)階段を少しずつ上っていくように習得できても、いきなりその階段も消滅して目の前に崖が現れる。崖を登ろうとちょっと試みてみるけれど、無理すぎて諦めざるを得なくなる。 iPhoneというかiOSも、最初に出てきたときはアイコン

    合理的な選択の末に、いつの間にか世の中に取り残される感覚 - やしお
    sasuke8
    sasuke8 2020/11/03
    最近自分も感じるようになってきた。解説ページが幅をきかせているように、システムや流行の解説が職業(あるいはバイト)として一般的になるのかも。
  • 蓄積が実践に回った年だったのかもしれない - やしお

    今年は譲位・改元があったり世の中も色々あったけど、自分自身にとってもすごく色々あったなと思った。これまでそんなに大きな変化なく生きていたのにびっくりだったので自分の中で整理しておこうと思って。 会社でグループリーダーになった 1月から職場でグループリーダー(主任か係長みたいなポジション)になった。メンバーは6人で、1人を除いて全員自分より10歳以上年上で、やりづらいかな? と始まる前は思ったけれど、それなりに上手くやれてるんじゃないかと自分では思っている。交代する前にこんな風にしたいと思ったことを↓にまとめてみたのだった。 会社でグループリーダーになるから準備する - やしお その後1ヶ月ほど経ってから、感じたり考えたことを改めて↓にまとめてみた。 マネジメントはバランス感覚の問題かもしれない - やしお 情報の流入量がすごく増えて、タイムリーに漏れなく捌くのが大変だなと特に思う。マネジメ

    蓄積が実践に回った年だったのかもしれない - やしお
  • 自分の嫌なところを相手のせいにする苦しみ - やしお

    自分の悪いところを目撃するのはつらい。「今のは自分が悪かったな」と素直に思えるレベルの話は自分の中でも整理がついているから別にダメージなんて大してないけど、無意識に「相手の落ち度のせいでこうなったんだ」と言い聞かせて、でも当は「自分の弱さや悪さだったんじゃないか」とベースで思っているような状態が一番つらい。心がもやもやして、いつまでも頭の中でそのことがぐるぐるしながら苦しい。どうしても「自分が悪い」を正面から認められないから「相手が悪い」の理由を探し続けてしまう。自分で自分を軽蔑せざるを得ない、自分自身を肯定できない、というのは当にしんどい。 今週、仕事中にそういうことがあったから記録しておく。懺悔とか告解に近い。 1ヶ月前にとある製品で品質問題が発生して、その時点で在庫品が問題ないか、どうして事故が起こったのか等々の調査をして、結局その時は工程上での対策(発生防止)は難しいから検査で

    自分の嫌なところを相手のせいにする苦しみ - やしお
    sasuke8
    sasuke8 2019/04/27
    今日まさにそんなことがあった。シンクロニシティ。成仏させねば。
  • 人間にもセーフモードがほしい - やしお

    人間はロボットじゃないから、判断力は簡単に低下する。 病気、睡眠不足、貧困、暴力とかで、心が簡単に弱々しくなる。心が弱ってる時は、「都合の悪い可能性」を直視できなくなってしまう。だって、それを直視してしまったらもう、心が壊れてしまうから。 「損して得取れ」って言葉があるけど、それは余裕がある時にしか取れっこない戦略だ。 HPが10しかないのに「一旦ダメージを50らう」なんて選択肢ない。HPが100ある人に「防御コマンド繰り返しててもジリ貧ですよ」「一旦ダメージを50らって次のターンで攻撃しなきゃ勝てませんよ」とか言われたって、HP10の人は「そんなこと言われたって私には無理だよ……」と呟いて、防御コマンドを繰り返すしかない。 誰だって「自分は損している」「自分は馬鹿だ」なんて思いたくない。「自分は最良の選択をしている」と自分で信じたい。だから、当は追い込まれて選択しているだけの「防御

    人間にもセーフモードがほしい - やしお
  • 空気を読まずに怒るのが難しい - やしお

    ちょっと前に、フリーランスの人が区役所のイベントの仕事を引き受けたら、会場をダブルブッキングしてしまった区の職員に「会場のキャンセル料をあなたのギャラから引く」とむちゃくちゃなことを言われた、という話が話題になって、実際いきなり理不尽なことにさらされても適切に怒るのって難しいよねと思った。 そのフリーランスの人は、でもイベントに集まってる人たちに迷惑をかけられないから、と思ってその理不尽な要求を棚上げにした状態で仕事をこなした。当なら「これが解決されなければ仕事は引き受けられない」と、イベントを台無しにしてでも突っぱねた方がいい話なのかもしれないけど、自分がその立場だったらそこまでできるんだろうか思うと結構難しい気もする。 子供の頃からずっと「空気を読むこと」のトレーニングばかりしてきてると、必要なときに空気を読むモードを解除する、というのが難しい。 ウィリアムズ選手を見習うといいのかも

    空気を読まずに怒るのが難しい - やしお
    sasuke8
    sasuke8 2018/10/28
    できない。リスクのない正解しか選べないように生きてきてしまった・・と事あるごとに落ち込む。
  • 首相答弁っぽい桃太郎 - やしお

    で、そもそも。そもそもですね、どんぶらこなんです。桃が、あー、流れてきたわけであります。確かに私は流れてきたと。こう、おー、申し上げているわけですよ。それを、それを、おばあさんが拾ったと。あの、今、ははっ、いいですか。よく私の話を聞いてください。ヤジで、はっ、今後ろから「おじいさんはどうした」というヤジがございましたが、関係ないじゃないですか。まあ桃が、えー桃という形でですね流れてきたわけであります。 このことはですね、既に何回も私から、このいわば桃がどんぶらこと流れてきた、その趣旨について既に説明をさせていただいているわけでありまして、今申し上げたこととまさに趣旨は同じであるということでありました。 そして鬼、鬼ヶ島の問題につきましてはですね。まさにこれはあのー、もう既に何回も申し上げておりますように、交戦はなかったと、戦闘はなかった、こういう報告がなされているわけであります。つまり、つ

    首相答弁っぽい桃太郎 - やしお
    sasuke8
    sasuke8 2018/06/03
    これはしんどい
  • システムをハックする首相 - やしお

    安倍首相・内閣の言動がはちゃめちゃだとするなら、「どんな風にはちゃめちゃなのか」というより「どうしてはちゃめちゃが成立するのか」の方に興味があるし、「首相は愚かだ」と嘆くよりは「愚かな事態をシステムはどのように許したのか」を知りたい。 今の時点でどう見えているか記録を残しておけば、10年後くらいに読み返して面白いかもしれないと思って。 はちゃめちゃが成立する構造 はちゃめちゃが安定して存在するには、「はちゃめちゃを許容する構造」と「はちゃめちゃを用意する構造」の両方が必要になる。 おふとん(=眠気を許容する構造)と眠い人(=眠気を用意する構造)の両方がそろって安定した睡眠が成立するみたいな感じ。おふとんだけあっても全く眠くなければ睡眠は発生しないし、眠い人がいてもおふとんが無ければぐっすり眠れず目が覚めてしまう。 それから眠くなかったのにおふとんに入ったら眠くなってしまうといった、「許容す

    システムをハックする首相 - やしお
  • サンタおじさんのトナカイ掌握術 - やしお

    そりを引くトナカイたちのポジションには暗黙の、しかし厳密な序列が存在する。そりを引くたびにトナカイたちはお互いの位置で序列をはっきりと思い知らされ、自然と自身の序列を上げたいと思うようになっていく。隠微な優越感と劣等感が植え付けられていく。 サンタのおじさんが時々序列を変える。「ずっと同じというのもよくないから」とか何とか、理由になっていないような理由を言ったり、あるいはなにも言わなかったりする。トナカイたちはここ最近の自分たちの行動を思い出しながら、あれが良かったんじゃないか、あれがまずかったんじゃないかとサンタのおじさんの意図を自主的に忖度し始めるが、答えはわからない。そうして行動原理が徐々に「サンタのおじさんの気に入りそうなこと」へと支配されていく。 序列の低いトナカイは扱いが悪い。最下層のトナカイはまるで下働きのようだ。事の用意もさせられ、事をする場所も時間も分けられている。暴

    サンタおじさんのトナカイ掌握術 - やしお
  • 悲しいだけ - やしお

    2ヶ月半前に母が亡くなった。自殺だった。 4年前に亡くなった父と同じ64歳で、4年前と同じように仕事中に「亡くなっていたよ」とふいに知らされた。違うのは、病死ではなく自裁だったことと、4年前に携帯電話越しに父の死を伝えたのは母だったのが、今度はその母が死んで姉が伝えてきたことだ。母の「ゆう君、お父さん、亡くなってたよ」といつもと違う妙に間延びした4年前の声も忘れられないし、姉の「ゆう君、お母さん亡くなってたって」と涙ぐんだ声も忘れがたい。 火曜日に外注先で仕事をしていて、正午になったから休憩に入ろうかと思ったときに姉から電話が入った。地元に住む姉の名前が表示された画面を見た瞬間に、母親のことだな、亡くなったという話かもしれないと思った。平日の朝は母親とメールを交わす習慣になっていて前日月曜と当日は返事がなかったから変だなと思っていたからだった。いつも朝7時頃にこちらからメールを出すと、30

    悲しいだけ - やしお
  • 理屈ハラスメントというか、ロジハラというか - やしお

    会社の中だと「合理的にやること」が正義になっている。それで「なんとなくこうしちゃった」という人は「ちゃんと考えてやれ!」と糾弾されてしまう。 適切なタイミングとルートで情報を上げないとか、すでにスケジュールが崩れる材料がそろっているのに手を打たないとか、実はやる必要のない作業を惰性で続けているとか、「なんとなくそうした」、「前からそうしてたからそうした」、「そうするものだと思ってたからそうした」、といった場面があふれてる。 そして責められても当然みたいなところがある。責める方も、責められている方も、それを見てる周りも、みんななんとなく当たり前だと思っているふしがある。でも当はそんな正当性なんてない。これはダメなことなんだ、とはっきり認識するために「理屈ハラスメント」と心の中で呼んでいる。 小さな子供に「どうしてそうしないの!」と理屈で問い詰め続けてる親がいたとしたら周りは「ちょっと……」

    理屈ハラスメントというか、ロジハラというか - やしお
    sasuke8
    sasuke8 2016/11/18
    タイムリーに似たような似てないようなことがあって
  • 仕事を拾わないで。あたしを見て。 - やしお

    製造業で検査のお仕事をしていて、外注先に出張で検査しにいくことがある。同じチームの後輩が、外注先Aと外注先Bの製品を担当していて、Aには1か月のうち3週間、Bには1週間くらい出張検査に行かないと間に合わない、もう1か月ずっと行くことになる、みたいなことを言うので、そんなのひどいと思って、じゃあBの分は僕が担当するねっていって引き取った。 そして僕は外注先Bの出張検査を廃止した。よく見たら、製品自体の性格、外注先が実施する検査、外注先の管理体制をおさえれば、出張検査でなくても必要な品質は確保できるということがわかった。外注先と上司と社内ルールに根回しして出張検査をやめた。外注先も遠いしね。 ところがどういうわけか、後輩は外注先Aに1か月以上ほぼ行きっぱなしになっているという。 つじつまがあわないじゃないですか。僕が引き取った1週間分はどこへ消えたのよ? その外注先Aには、後輩だけじゃなく、他

    仕事を拾わないで。あたしを見て。 - やしお
    sasuke8
    sasuke8 2016/11/15
  • 組織のなかで働く技術 - やしお

    会社には専門分野の技術とは別に、組織の中で働くための一般的な技術がたくさんある。学校で体系的に教えてもらうものじゃないから会社に入って身に着けていく。僕自身もう会社に入って8年半になるからずいぶん知見が溜まってきた。後輩や新人がその習得に自分と同じ時間をかけるのはもったいない。一度全体を整理しておきたいと思っていた。 それで書いてみたら長くなって、3分の2に圧縮したけどまだ長いのであらすじだけ先に書いておく↓ 働く上でいろいろな制約が存在していて、その制約に対抗する手段としていろいろな技術がある。この制約-手段のつながりを見ず単に結果としての技術だけを覚えても応用がきかないし身につかない。この技術にはレベルがあって、このレベルがちぐはぐだと上手くいかない。 「能力と時間」、「ルール」、「他人の感情」、「自分の感情」、「人間の生理」という5つの制約について「制約→技術」を展開していく。最後に

    組織のなかで働く技術 - やしお
    sasuke8
    sasuke8 2016/09/10
  • プレイヤーとマネージャーの関係の枠組みをつくる - やしお

    職場で、改善活動のアドバイザーという微妙な立場になることになった(とりあえず半年)。グループのメンバーとどういう関係にするか設計したんだけど、結局それはプレイヤーとマネージャーの関係の設計と同じことだなと思って、また使える時も来るかもしれないし、まとめておくことにした。 背景 半年単位で職場の改善活動というのをやっている。今回は若手社員(20代)2人がメンバーで、中堅社員(30代)2人がアドバイザーということになった。(30代2人のうちの一人が私。) 今までは課員全員参加で、2〜5グループくらい作ってテーマをそれぞれ決めて取り組んでいたんだけど、今回からちょっと毛色が変わって、グループは1つ、テーマも1つ、メンバーも全員じゃなくて若手に絞っている、というやり方になった。 活動の目的 なにはともあれ、活動の方針・目的をはっきりさせないことには何もデザインできない。 もともと「職場の改善活動」

    プレイヤーとマネージャーの関係の枠組みをつくる - やしお