ワシントンD.C.--米連邦政府は、2008年までに所有するすべてのコンピュータを次世代インターネット上で動作させるとの方針を掲げているが、いまのところこの移行に対応できそうなのは国防総省だけといった状況だ。 米国時間6月29日に、政府と業界関係者が政府改革委員会に出席し、政府全体でのIPv6への移行に関する説明を行った。議会でこの問題が取り上げられたのは今回が初めてだ。 128ビットのアドレス空間を持つIPv6では、利用可能なIPアドレスの数が指数関数的に増加することから、PCをはじめとして、家電機器など各種のデバイスにもIPアドレスを割り当てることが可能になる。米国では現在ほとんどのコンピュータで、IPv4が動作している。IPv6では、データのルーティングやサービスとセキュリティの面で向上が見込まれている。 米政府説明責任局(Government Accountability Offi