旅を通して新しい港を探す、TRiPORTライターのレティです。「なぜ日本語を勉強しようと思いましたか?」これは、日本語が話せる外国人なら常に聞かれる質問です。その答えは多様多数でしょう。歴史、ファッション、文学などそれぞれの興味に惹かれて日本語と日本文化を学び始めたわけです。不思議なことに、そのなかでしばしば耳にする答えがあります。それは「マンガとアニメ」。「三島由紀夫」だとピンとこないかもしれませんが、「ドラゴンボール」なら欧米からアジアにかけて誰でも知っています。それくらい日本のサブカルチャーの力は強いです。もはや日本のものだけではなく、国境を越えた漫画は世界の国々では日常生活の一部となっています。今日は22年前からずっと、漫画を通して日本文化を世界中に広めている翻訳家、スタンザーニ詩文奈(シモーナ)さんにお話を伺いました。 夢から夢へと――翻訳家活躍の始まり― 詩文奈さんと漫画との関
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