「東芝と富士通が半導体事業で資本・業務提携交渉を進めている」という一部報道に対し、両社は5月21日、「検討している事実はない」と否定するコメントを発表した。 読売新聞は同日付けで、「富士通の半導体子会社に東芝が過半数の出資を行う案が有力で、今秋の合意を目指している」などと報じた。 東芝は「当社から発表したものではなく、検討している事実もない」、富士通は「『富士通マイクロエレクトロニクスの過半数の株式を東芝が引き受ける方向』とありますが、そのような検討を行なっている事実は一切ない」と否定するコメントを出した。 関連記事 富士通、LSI子会社「富士通マイクロエレクトロニクス」を設立 「念願かなって」──富士通は、LSI事業を分社化して「富士通マイクロエレクトロニクス」を3月に設立する。ASICのほかにASSPなど汎用品を強化し、09年度に営業利益率5%を目指す。 富士通の小野副社長が退任 LS