北朝鮮が発射したミサイルの政府公表が遅かったとされる問題で、埼玉県の上田知事は17日の定例記者会見で、「『未確認』ばかり言って、事態を放置して(ミサイルが)飛んできたら、対処のしようがなくなる。致命的なミスを犯したと思う」と不満を述べた。 ミサイル発射を巡っては、政府が13日午前7時40分頃に米軍早期警戒衛星による発射情報を入手していたのにもかかわらず、午前8時3分に自治体向け専用回線「エムネット」で県庁に届いたのは「発射を確認していない」という情報だった。上田知事は「(政府は)慎重になりすぎたと思う。自治体からこうあるべきだというヒアリングをして、きちんと政府に届けたい」と話した。 また、石原慎太郎・東京都知事の「尖閣諸島の一部を都が買い取る」との発言について、上田知事は、「(尖閣諸島は)日本が実効支配をしており、固有の領土だと主張している。これで十分だ。買い上げる意味がわからない」と疑