外国に行ったとき、テレビをつけてチャンネルを回しても、現地の言語が理解できず、番組を十分に楽しめなかったというような、苦い思いをした経験はないだろうか。そのような現地の言語が理解できない人がテレビを楽しめるようにすることを目的として、ブラジルである試みがされている。それが「Easy Way Subtitles」というプラットフォームだ。 ブラジルではポルトガル語が公用語であるが、ポルトガル語のテレビ番組を理解できるほどの語学力をもたない、一般旅行者や留学生、外国人滞在者たちのほか、耳が不自由で聞き取りに苦労している人たちに向けて、ポルトガル語で放映されている番組と同時に、リアルタイムで字幕を流すサービスを提供している。このサービスにはGoogleの翻訳ツールが活用されている。テレビ会社が「Easy Way Subtitles」のサーバにキャプションのデータをアップロードすると、Google