「本当にかっこいい靴って、きれいな革って、なんだろう」。東京生まれのシューズデザイナー勝川永一は、画一的な美意識に対して常に疑問を抱いてきた。既成概念をそのまま受け入れて流行を後追いするプロダクトを作ることは、クリエイターの仕事だろうか?履きつぶされたら新しい靴を買ってもらうという文化に自分は加担するべきか?革靴を作り続けて20年以上が経った今も変らないその問いの本質とは。 勝川が手掛けるシューズブランド「H. Katsukawa」は、2007年の立ち上げ以来、ファッション通の間では唯一無二の存在として一目置かれてきた。「ユナイテッド・アローズ」「ドーバーストリート マーケット」などの大手セレクトショップで展開され、吉田カバンが手掛ける「ポーター」やイギリスの老舗ブランド「フレッドペリー」などとのコラボレーションも数知れない。 その「H.Katsukawa」の代名詞として知られているのが、
発見されたカコ・コーラの瓶。よく見ると「Kako Cola」とプリントされている=加古川市加古川町寺家町 「カコ・コーラ」なる清涼飲料水が、かつて兵庫県の加古川市周辺で販売されていた、という「都市伝説」があった。かの大手飲料メーカーの製品にあまりにも似ているため、クレームを受けて、1970年代前半のわずか2年しか製造されなかったとされる。知る人は少なく、長年、その存在さえ証明されていない「幻のコーラ」だったが、最近になって空き瓶が発見された。探し出された背景には、亡き人への思いがあった。(斉藤正志) 【写真】カコ・コーラの瓶が見つかった経緯を語る田中茂さん ■「おもろいもん」が好きだった 長さ20センチほどの透明のガラス瓶。よく見ると、「Kako Cola」の筆記体の文字のプリント跡が、うっすらと残っている。 NPO法人「シミンズシーズ」(加古川市)代表理事、田中茂さん(66)を訪ね、見つ
18日12時、突然過去のTweetがまわりだした それは2022年3月18日、昼12時を過ぎたころだった。 何やらTwitterのタイムラインが騒がしい。特にタイムラインが回転するような投稿をしていないのに、過去のTweetがクルクルと回っている。Twitterは誰かがリツイートなり、ハートをつけるなりするとお知らせとして再度上段に上がってくる。なので、私自身は何もしていない段階で過去にツルマルツヨシについて書いた話が繰り返し上位に回るように騒がしく上がっていたのだ。別の作業をしていたが、手を休めてTwitterをよく見るとツルマルツヨシがウマ娘になったらしく「おめでとうございます」と祝辞が何件も飛び込んでいた。そうか、その日が来たのか、と作業を中断してスマートフォンに入っているゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」のアプリを開いた。 ウマ娘は昼の12時に新しい機能が実装されると聞いている。
オニャンコポン。 今年のクラシックは一度聞いたら忘れられない名前の馬がいる。 一見、お遊びの珍名馬なのかと思いきや、いやいや、西アフリカのアカン語で『偉大な者』という意味があるという。 今回はオニャンコポン号のオーナーであり、名付け親でもある田原邦男氏にその名の由来や愛馬の様子を伺った。 ■2022年京成杯(GIII) 優勝馬 オニャンコポン 馬名にこめられた、たくさんの意味「日本で親しまれるように」 オニャンコポンのオーナーである田原邦男氏はこれまで2008年秋華賞(GI)を勝ったブラックエンブレムなどを所有してきた。これまでの命名は英語のものが多かったが、今回は意識的に路線を変えたそうだ。 「せっかく日本で走らせていますので、日本の方々に親近感を持っていただけるように意識しました。言いづらくはなく、語感が良いものを考えていたところ、"オニャンコポン"というフレーズを知り、その意味を調べ
【上海共同】ドイツ自動車大手ダイムラーの高級車部門メルセデス・ベンツが中国のインターネット上で公開した広告動画が物議を醸している。動画には目が細い女性モデルが登場し「中国人を蔑視している」との批判が殺到。ベンツは動画の撤回に追い込まれた。 マツコさんはアウトで高倉健さんはOK?国民の美意識に介入する中国 中国では、フランスの高級ファッションブランド「ディオール」が上海の美術展で11月に公開したアジア系女性モデルの写真が陰険な表情だとして「アジア人や中国人を侮辱している」との批判が殺到、写真の撤回に追い込まれている。 目尻を引っ張って目を細くする「つり目」のしぐさは、アジア人に対する差別的な身ぶりとして知られている。
「エディ―・バウアー」(Eddie Bauer)の日本撤退が話題を呼んでいる。全国で展開する56店舗(アウトレットを含む)の閉鎖だけでなく、ECやカタログ通販を含む全事業を12月中に終了するもの。エディー・バウアー・ジャパン(東京都世田谷区、マティアス・エンゲル社長兼CEO)が10月15日にホームページで発表したところ、全品20~40%オフの完全閉店セールを実施していることもあり、「撤退フィーバー」が巻き起こっている。公式オンラインストアでは「※只今ご注文が殺到しており、発送までにお時間を頂いております。予めご了承下さい」とアナウンスするほどの盛況ぶりで、店舗もコロナ禍前をしのぐほど来店客数、買い上げ客数が増えているのは皮肉なものだ。 外資系ブランドの日本撤退は、2015年の「トップショップ」、2016年の「アメリカンアパレル」、2017年のギャップ傘下の「オールドネイビー」、2019年の
茨城県の水戸駅に通じる歩道橋と高架型広場を併設した「ペデストリアンデッキ」で、スケートボードをする若者が後を絶たない。水戸市は昨年、スケボー禁止の条例を施行したが、罰則適用のハードルは高く、抑止効果は不十分。市職員や水戸署員が見回る時はやめても、いなくなると始める「いたちごっこ」が続いているという。スケボーに絡む事件や事故は、施行後も起きている。 【写真】駅前施設を路上生活者が占拠…「まるで廃虚」
先ずは、誰が読んでも間違いなくお腹が痛くなるくらい楽しめる、西村淳『面白南極料理人』を。私自身もひとりの料理人として日々痛感しているのですが、料理人というのはある意味因果な商売です。いつだってその根底には「目の前のお客さんにおいしいものを食べて欲しい」というプリミティブな願いがありつつも、実際はそれで利益を出さねばならない、評判を取らなければいけない、誰からも嫌われない料理でなければいけない、という浮世のしがらみに囚われ続ける宿命にあります。 そういう浮世とは、良くも悪くも隔絶された南極基地。そこで料理担当として腕を振るう作者の日々は、食べることくらいしか娯楽のない極限の環境で周りの仲間たちを喜ばせる、というゴールだけを目指して常にまっしぐらです。食材や調理環境の制約はあれど、ある意味それは料理人にとってのユートピアなのかもしれません。 続いてご紹介したいのは嵐山光三郎『文人悪食』。夏目漱
ラッパーの呂布カルマ(38)が21日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、新型コロナウイルスに感染したことを報告した。 呂布は「実はコロナになっちゃいましてね。感染しないと思ってたんですけどね、俺はラッパーだから。でも全然しましたね」と報告。 以前、ラッパーのGOMESS(26)から「僕も1回コロナやって、想像以上にしんどかったんで。呂布さんも気をつけてくださいね」という連絡が来ていたそうで「『俺はこの頻度でバトル出てたら、免疫爆上がりだからコロナなんて絶対にかかんないよー』って。その返事した3日後くらいにがっつり発症してるからね」と、まさかのことだったという。 「熱がいきなりバチコーン40℃とかに上がって、さすがに何事と思って病院行ったらコロナで。今そこからは完璧に下がってはなくて、37℃、38℃台をうろちょろしている感じで。しっかり治して、世の中に出ていこうかなと思っています」と、
アメリカ人はサメが大好きらしい。1週間にわたってサメ番組を届けるディスカバリー・チャンネルの「シャーク・ウィーク」は、1988年以来、毎夏の恒例となっている。しかし、その“サメマニア”のルーツは、実は大ヒット映画『ジョーズ』ではなく、第二次世界大戦だ、とテキサス大学でアメリカの大衆文化、社会・文化史を教える研究者が歴史を紐解いている。 【画像】アメリカ人に“サメマニア”が多いのは、第二次世界大戦がきっかけだった 好奇心と恐怖の種毎年夏にディスカバリー・チャンネルで放送される「シャーク・ウィーク」は、サメが狩りをしたり、捕食したり、飛び跳ねたりする様子を収めた壮大なドキュメンタリー映像で、熱心な視聴者を魅了している。 1988年にスタートしたこのテレビ番組は、瞬く間に大ヒット。1975年に公開された大ヒット映画『ジョーズ』の収益に刺激された製作者たちの期待をはるかに上回る経済的成功を収めた。
東京五輪の近代五種女子の馬術で馬を殴ったドイツ代表チームのコーチ、キム・ライスナーが大会からの追放処分を受けた問題が、動物虐待問題として世界へ大きな波紋を広げている。事件が起きたのは6日。ドイツのアニカ・シュロイの騎乗した馬が障害の飛越を拒否した際にライスナーコーチが「馬を叩け」と指示し、コーチが自らの拳で一度、殴っている様子が映像によって記録されていた。騎乗したシュロイも殴ったが、戸惑い涙を流していた。国際近代五種連合(UIPM)は7日に映像で確認したところ「拳で馬を殴っているように見える」と判断され、ルール違反であるとして追放処分を下した。 海外メディアは、この問題を一斉に伝えた。 米CNNは、「シュロイが一緒にジャンプすることになっていた馬のセイントボーイのコントロールに苦戦している様子が見られた。ライスナーがシュロイを助けようとしていたときに事件は起こった」と馬の殴打問題を伝えてい
チャンネル登録者数153万人を持つ人気ユーチューバー・ゆゆうた(32)が26日、自身のチャンネルを更新。「文春オンライン」で報じられた、ユーチューバーら31人による「緊急事態宣言下の誕生日パーティー」についてコメントする場面があった。 問題となったパーティーには参加していない、ゆゆうた。あくまで自身の経験としながらも、ユーチューバーの飲み会文化について語った。「すごい陽キャみたいなノリなんですね、大人数でめちゃくちゃ騒いでます。僕は昔から陰キャを貫いているので、そういうのが苦手なんですね。あと、お酒の強要をされます。ユーチューバーって、登録者の多い方が偉いみたいな、気持ちの悪い縦社会があるんですよ」と、告白した。 「登録者の多いユーチューバーが、少ないユーチューバーを罵倒したりとか、無理やり酒を飲ませてるって光景を目にしました。みんながそれぞれ、好きなことを自由にやって生きていくってのがY
リアル競馬場と"ウマ娘"たちの共演 2021年6月、東京メガイルミ(大井競馬場内のイルミネーション施設)がコスプレイベントを実施。参加した"ウマ娘"に扮したコスプレイヤーたちは実際に競馬で使用するゲートやパドックを使って楽しんでいた。 東京都は緊急事態宣言が発令中ではあるが、東京メガイルミは収容人数6万人という大井競馬場の広大な敷地を生かし、"密"にならずに楽しめるイベントを実施した。 特に、今回は参加者を1日あたり約350名に絞って実施。イベント参加を呼びかけ始めた当初は1日あたり500名で、全国からの来場を想定していたが、緊急事態宣言中という状況を鑑みて途中から大井競馬場の所在地から近い東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の一都三県の在住者に参加者を限定し、人数も絞った。 「おかげさまでたくさんのコスプレイヤーさんたちに楽しんで頂いています。大ブームの"ウマ娘"に扮するプレイヤーさんにより
「ウマ娘 プリティーダービー」アニメ第1期で主人公格のキャラクターとして描かれたのがサイレンススズカである。1998年11月1日、秋の天皇賞での悲劇的な最期のためか、ウマ娘では儚げな美少女キャラクターが同じ名前をいただいた。 偲んで碑文がつくられた 「沈黙の日曜日」で突然絶たれたサイレンスズカのドラマだが、デビューから「逃げ馬」の名声を確立するまでにもドラマがあった。そんなスズカの馬生と、ゲームの中での彼女の歩みを比較してみる。 ■遅れてきたダービー候補 サイレンススズカは1994年5月1日生まれと、3・4月の出生が多い競走馬の中では遅めの時期に生まれ、そして馬体重もデビュー時は436kgと小柄な馬だった。デビュー戦も遅めの4歳(現3歳)2月で、舞台は京都芝1600mだった。 そのデビュー戦でスズカは逃げた。2番手がほぼ斜め後ろで追走できる抑え気味の逃げだったが、一本のムチも入れなかったど
プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手(32)が2021年4月19日、スマホゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」のプレイ画面をツイッターに公開した。 「ウマ娘」プレイヤーならこの「ガチ勢」ぶりがわかる? 画面から分かるキャラの育成状況などから、相当ゲームをやりこんでいるようだと、ネット上で話題になっている。 ■「金の使い方が違う」? 田中投手がアップした画像でのチーム編成を見ると、ほとんどのウマ娘が「A」か「Aプラス」に育成済み。「ウマ娘」もダイワスカーレット・エルコンドルパサー・トウカイテイオー・サイレンススズカ・スペシャルウィークなど、バラエティ豊かに育成しているようだ。 ちなみに、画面に映ったキャラの中では、ハルウララのみBランクとなっている。 また、高いレベルまで育成を続けないと獲得できない「勝負服」を獲得済みであったり、4月15日に育成対象として実装されたばかりのカ
東京都内の美容室で働く男性美容師が、スマートフォンのスタッフ予約アプリ「minimo」で主に女性客に顔写真を送らせ、ランク付けして可否などを判断していたとして、この美容室が釈明に追われる騒ぎになっている。 美容室の店長によると、一般客ではなく撮影モデルなどになるメニューでのことだったという。ただ、この美容室は、「不適切表現」があったとしてオーナーのツイッターで謝罪した。 ■Sランクは「全て無料」、Dランクは「カットのみ」 顔のランクには、トップの「s」から「A」「B」「c」「D」まであった(ランクの表記は原文ママ)。sは「全て無料」で、A、B、cは、カラーやトリートメントに違いがあり、Dは「カットのみ」と書かれていた。 このminimoでのやり取りは、2021年2月16日にツイッター上で報告され、利用客と見られる女性は、ありえないことだと怒りを露わにしている。 男性美容師は、渋谷区内の美容
今や人気職業の仲間入りを果たしたYouTuber。彼らが日々投稿する動画の中でも、特に人気のコンテンツといえばドッキリだ。思いもよらぬ素の表情が見られるとあって、高い話題性を誇る。 しかし、その中には極めて過激な動画もあり、かねてより問題視されてきた。そしてついに、アメリカで命を落とす事故が起きた。 警察は正当防衛に該当するか調査中20歳のYouTuberティモシー・ウィルクス氏は今月5日、テネシー州ナッシュビルのファミリー向けトランポリン・アドベンチャー施設の駐車場で、自身のYouTubeに投稿するためのイタズラ動画の撮影を行った。その内容は、ウィルクス氏とその友人らが肉切り包丁を持って、通行人を恐喝するというもの。 ところが動画撮影中の9時20分頃、恐喝された通行人グループの一人である23歳男性が身の危険を感じ発砲。撃たれたウィルクス氏は命を落とすことになったのだ。 『WKRN』による
Zoomでの裁判に参加した弁護士が、猫フィルターが外せずに猫のまま裁判官と会話することになった。 【動画】猫のフィルターでZoom裁判に参加する弁護士 猫フィルターが外せなくなったのは、アメリカ・テキサス州のロッド・ポントン弁護士だ。 Zoomで開かれた裁判に参加したものの、顔にかかっていたのは可愛い子猫のフィルター。 そのためロイ・B. ファーガソン裁判官との間で興味深いやりとりが交わされることになった。 ファーガソン氏:「ポントンさん、設定でフィルターがオンになっていると思いますよ。外した方が…」 ポントン氏:「今外そうと……裁判官、私の声が聞こえますか」 ファーガソン氏: 「聞こえますよ。おそらくフィルターがかかっているんです」 ポントン氏:「そうなんです。だけどどうやって外したらいいのかがわからないんです。今アシスタントが横で外そうとしてくれているんですけれど…。あー、私はこのまま
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