日本で初めて「ピンクスリップ(解雇通知)パーティー」を主催したヘッドハンティング会社が株式上場を計画していることが分かった。リーマン・ブラザーズなどのバンカーがかつて訪れていた六本木ヒルズにあるバーでのイベント開催から7年、会社は急成長を遂げている。 会員制求人サイトなどを運営するビズリーチ(本社:東京渋谷区)は、8月から新規株式公開(IPO)に向け主幹事証券会社の選定作業に着手、今後5年で東京証券取引所に上場したい考えだ。南壮一郎最高経営責任者(CEO)がブルームバーグの取材で明らかにした。 ビズリーチはモルガン・スタンレーのバンカーだった南氏が創業、世界的な金融危機に見舞われた2009年にビジネスを開始した。それから7年、日経平均株価は2倍になったが、日本では英バークレイズなどの外資系金融やシャープ、東芝といった事業会社でも人員削減が進められ、人材が流動化している。 ビズリーチは、この