共産党の小池晃書記局長は30日のインターネット番組で、志位和夫委員長の長期在任に対する批判に反論した。「長いのは間違いないが、長くて何が悪いのか。市民と野党の共闘に志位氏の果たした役割は大きい」と述べた。志位氏は平成12年に就任し、在任期間は22年を超えている。 出演者から、志位氏の在任中に党所属国会議員数が大きく減ったと指摘され「選挙結果はわれわれ全体の努力不足だ。党首だけの責任にするつもりは全くない」と強調した。
産経新聞(電子版)は6月24日、「『「長すぎる」批判は共産攻撃』 委員長20年超の志位氏」との記事を配信し、YAHOO! ニュースのトピックスに転載された。日本共産党の志位和夫氏(68)は2000年から党委員長の座に就いており、見出しの通り「長すぎる」との批判は少なくない。 【写真をみる】当時は「プリンス」と呼ばれていた 31年前、若かりし頃の志位委員長 *** ところが、志位氏は理由を挙げて「長くない」と反論するのではなく、《反共攻撃の中で支配勢力から意図的に持ち込まれた議論だ》と主張した。反共攻撃とは穏やかではない。担当記者が言う。 「共産党は6月24日から第8回中央委員会総会を開き、志位さんが『幹部会報告』を行いました。その中で《日本共産党の指導部のあり方についての批判・攻撃にも答えておきたいと思います》と切り出し、《この攻撃の本質は、日本共産党そのものに対する攻撃》と主張したのです
共産党の志位和夫委員長は24日の党会合で、平成12年の委員長就任から20年以上がたつことを問題視する指摘に関して、「反共攻撃の中で支配勢力から意図的に持ち込まれた議論だ」と断じた。また、「『長すぎるのが問題』という攻撃を共産党そのものに対する攻撃ととらえ、皆で力を合わせて打ち破ることを心から訴えたい」とも呼びかけた。また、「この攻撃に対する最大の回答は、選挙でも党勢拡大でも前進、勝利を勝ちとることだと心して、全力を尽くす決意だ」と続投に意欲を示した。 【グラフでみる】共産党の党員数と「赤旗」部数 志位氏は会合で、任期について「確かに他党に比べれば長いのは事実だ」と認めつつ、「結局、批判の中身は選挙で後退した、党勢が後退したというもので、私個人が政治的に重大な誤りをおかしたとか、品性の上で重大な問題点があるという批判ではない」と強調。その上で「つまり、この攻撃の本質は共産党そのものに対する攻
ソ連の大粛清を思い出した人も多かったのではないか──。神戸新聞NEXTは6月7日、「共産党が兵庫・南あわじ市議の蛭子氏を除籍 『党内民主主義は終わっている』などと発信」との記事を配信した。共産党は今年に入り、相次いで2人の党員に除名処分を下しており、さらなる3人目の“放逐”は異常な状態と言っても過言ではない。 【写真を見る】“霞が関の北川景子”と呼ばれる「美人秘書」中村明日香氏 美しすぎる地元回り帯同姿 *** 大粛清(1930~1939年)を確認しておくと、ソ連の最高指導者ヨシフ・スターリン(1878~1953)による大規模な政治弾圧を指す。一説によると、反政府主義者などのレッテルを貼られた100万人が処刑され、1200万人が獄死したという。 本題に戻ると、南あわじ市は兵庫県にある淡路島の最南端に位置している。そして共産党に除籍された市議とは蛭子智彦氏(65)。2021年11月に行われた
全国の有権者は心底、呆れている──。毎日新聞(電子版)は3月16日、「共産が志位氏の辞任求めた党員を除名 『分派活動』と認定」との記事を配信、YAHOO! ニュースのトピックスにも転載された。今年に入って日本共産党は党員の除名処分を“乱発”しているのだ。担当記者が言う。 【写真】人間の器も小さ過ぎて有権者から批判されている人々 *** 「今回、除名処分が下されたのは、ジャーナリストで党員の鈴木元さん(78)です。年齢からも分かる通り、まさに“古参党員”です。京都は共産党が推薦した候補者が市長選や府知事選で当選するなど、強固な支持基盤を構築しています。鈴木さんは、その立役者と言っていいでしょう」 念のため、京都の首長選で共産党の支援を受けた候補が当選した事例について説明しておこう。 1950年、蜷川虎三氏(1987~1981)が共産党や労組を含む全京都民主戦線統一会議(民統)推薦で京都府知事
共産党が、志位和夫委員長の辞任を求める著書を出版した古参党員、鈴木元氏(78)を党規約上最も重い除名処分にしていたことが分かった。鈴木氏が16日、毎日新聞の取材に明らかにした。党は2月にも党首公選制を主張したジャーナリストの松竹伸幸氏を除名処分としている。 【自民党配布の冊子に掲載された志位委員長のイラスト】 鈴木氏は1月に「志位和夫委員長への手紙」(かもがわ出版)を出版。著書の中で「新しい指導部に党の改革を委ねるべきだ」などとして、志位氏の辞任や党首公選制の導入などを主張。鈴木氏によると、処分は3月15日に党京都府委員会が決定し、16日に党中央委員会が承認。松竹氏と同時期に著書を刊行したことなどを「分派活動」と認定したことが処分の理由だという。 鈴木氏は「全くもって不当な処分だ。国民から批判を浴びるだろう」とし、近く記者会見を開き、党側に撤回を求める意向だ。【古川宗】
共産党の志位和夫委員長が5日、京都市東山区で演説を行った。京都府と京都市で始まる子ども通院医療費の拡充や京都市の中学校給食実施に向けた調査費の計上について党議員の実績をアピールし、来月の統一地方選での支持拡大を呼び掛けた。 【写真】除名処分を受けた党員「除名は異常。こじつけ」 志位委員長は、党地方議員による長年の活動を振り返り「市民の運動と議員の奮闘で重い扉を開けた」と強調、「市民と一歩一歩粘り強く進む党を伸ばしてほしい」と支援を求めた。 府委員会所属の党員が自著で党首公選制を訴え、党を除名された問題にも触れ、「異論を持ったから除名されたのではなく、党のルールを守らず、外から党綱領や規約への事実に反する批判を行った」と理解を求めた。問題を巡って党が批判を受けていることについて、蜷川虎三元府知事の言葉「『反共』は戦争前夜の声」を引用し、「平和と民主主義を守るために党を躍進させよう」と訴えた。
2000年に共産党委員長に就任し、22年にわたって“在位”する志位和夫氏(68)。さぞ権勢をほしいままにしてきたかと思われるが、さにあらず、なのだという。 【画像】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか 「共産党の委員長を天皇にたとえるのは皮肉が過ぎるかもしれませんが、志位氏が天皇だとしたら、上皇としてまさに院政を敷くのが不破哲三前議長(93)です。不破氏の考えに志位氏が反対することはなかなか難しい。そんな不破氏がついに、志位氏の交代を視野に動き始めたようです」(共産党関係者) コトの発端は、1月19日に同党の党員でジャーナリスト・松竹伸幸氏による『シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』(文春新書)が刊行されたことだった。 「文字通りヒラ党員の松竹氏は同書で、党首公選制の採用、日米安保条約や憲法9条、自衛隊などに対して現実的な対応をする
共産党の志位和夫委員長は9日の記者会見で、党首公選制導入を訴えたジャーナリストの松竹伸幸氏を除名処分とした党の対応を批判した朝日新聞の社説について、「悪意がある」「あまりに不見識だ」「指図されるいわれはない」「断固反撃する」と述べた。「悪意で党を攻撃する者に対しては断固として反撃する」とも強調した。 詳報は次の通り。 ◇ --機関紙『しんぶん赤旗』が9日付の論文で朝日を批判している 「朝日の社説、あまりに不見識だと思う。私たちが規約違反の事実で(松竹氏の)処分をしたことについて、共産党が異論を排斥する党だと描いているわけだ。異論を持ったから排斥しているわけではない。公然と外から攻撃したことを問題にしている。そこの論理を全く飛ばして、あたかも異論を持ったから排除したかのように描いている」 「もう一つは、彼(松竹氏)を善意の改革者であるかのように持ち上げている。しかし、善意の立場でモノを言って
共産党は6日、党首公選制の導入などを著書で訴えた同党員でジャーナリストの松竹伸幸氏を除名処分とした。「党内に派閥・分派はつくらない」などの党規約に反する「重大な規律違反」だとしている。小池晃書記局長が同日の記者会見で明らかにした。 【グラフでみる】共産党の党員数・「赤旗部数」 処分は党京都府委員会などの名前で行われた。処分理由を記した文書では、松竹氏が著書で党首公選制を提唱したことや、党の安全保障政策を「ご都合主義」と論評したことなどを問題視。「派閥・分派はつくらない」「党の統一と団結に努力し、党に敵対する行為はおこなわない」「党の決定に反する意見を勝手に発表することはしない」との党規約に反したとしている。 松竹氏は6日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、「出版が分派活動で処分されるなら憲法の言論、表現の自由は死ぬ。こんなことを進める共産党だって滅びかねない」と指摘。処分を不服として、
共産党は5日、党員の直接投票で党首を選ぶ「党首公選制」導入を求めている現役党員でジャーナリスト・編集者、松竹伸幸氏(68)を党規約上最も重い「除名」処分とする調整に入った。党関係者が同日、明らかにした。松竹氏の著書での主張などが「分派はつくらない」とする規約に違反すると判断したとみられる。 【写真で振り返る政治家の失言集】 松竹氏は1月に出版した著書「シン・日本共産党宣言」(文春新書)で、党内論争の可視化のため党首公選制の導入を求め、党首選が実施されれば自ら立候補するなどと主張した。同月19日には東京都内で記者会見し、志位和夫委員長の在任期間が22年を超えたことについて「国民の常識からかけ離れていると言わざるを得ない」などと批判。党内外で話題を呼んだ。 党本部はこうした松竹氏の言動を問題視した。2日後の21日付の機関紙「しんぶん赤旗」で藤田健編集局次長名の論説を掲載し「異論があれば党内で意
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く