【ワシントン共同】菅義偉首相が官房長官だった2019年5月に米国家安全保障会議(NSC)のポッティンジャー・アジア上級部長(当時)に推定8374ドル(約92万円)相当の高級ウイスキーを贈呈していたと国務省の内部文書に記載されていることが分かった。文書は5日に官報で公示される。 ポッティンジャー氏はトランプ前政権のアジア政策の要を担うキーパーソンで、菅氏は関係強化を図ったとみられる。ただ、米当局者は他国政府からの約400ドルを超える価値がある贈答品を個人として受け取ることができない規定があり、高額な贈答品が適切だったかどうか議論を呼びそうだ。
吉川貴盛元農相(中央)に要望書を手渡す秋田善祺元代表(左)と西川公也元農相=農林水産省の大臣室で2018年11月12日、西川元農相のフェイスブックより 養鶏政策に絡んで元農相の吉川貴盛被告(70)=収賄罪で在宅起訴=が現金を受け取ったとされる汚職事件で、大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」が、贈賄罪などで在宅起訴されたグループ元代表の秋田善祺(よしき)被告(87)と懇意な現職や元職の国会議員10人を「重要関係者」としてリスト化していたことが、関係者への取材で判明した。うち1人が取材に秋田元代表からの現金受領を認め、授受の場面について明かした。 【図表で解説】「アキタフーズ」汚職事件の構図 リストは2020年5月15日現在の重要関係先とされ、計92人の名前や肩書、連絡先が記載されていた。このうち10人は現職や元職の衆参国会議員で、農水族議員や、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に関心を寄せる
自民党の河井案里議員の陣営による選挙違反事件をめぐり、広島県の安芸太田町の町長がNHKの取材に対し、去年4月、夫の河井克行前法務大臣から現金20万円を受け取ったと明らかにしました。現金はみずからの政治団体への寄付として収支報告書に記載したということです。 安芸太田町の小坂真治町長はNHKの取材に対し「去年4月、自宅を訪れた夫の河井克行前法務大臣から封筒を渡され、受け取りを拒否したものの断り切れなかった。先月になって中身を確認したところ、現金20万円が入っていた」と述べました。 政治活動に伴う寄付だったと認識し、先月30日、みずからの政治団体の収支報告書に記載して県選挙管理委員会に提出したということです。 小坂町長は「参議院選挙を控える時期に、趣旨がはっきりしない現金を断り切れずに受け取ったのは私自身の未熟さと考えている」と話しています。検察の事情聴取を受けたかどうかは明らかにしていません。
IR=統合型リゾート施設をめぐる汚職事件で日本維新の会の下地 元郵政民営化担当大臣が贈賄側の中国企業の元顧問から現金100万円を受け取っていたことについて、松井代表は記者団に対し「議員辞職すべきだ」と述べたうえで、党として処分する考えを示しました。 これについて日本維新の会の松井代表は6日夕方、大阪市内で記者団に対し「政治家の出処進退なので自身でけじめをつけるべきだ。そういう献金を受けて、政治資金収支報告書に載せないということは現金を小遣いにしたということであり法律違反だ。納税者、有権者の信頼をなくす行為をしたわけだから議員辞職すべきだ」と述べました。 そのうえで「党に所属していても辞職させる権限がなく、除名が関の山だ。そのなかで有権者の理解を得られる対応をするしかない。処分の内容は党紀委員会を開いて決めたい」と述べ、党として下地氏を処分する考えを示しました。
東京医科大の不正入試問題をめぐり、自民党前衆院議員の赤枝恒雄氏(74)が31日、「10年ほど前から、約20人の同窓生の子の合格を臼井正彦前理事長=贈賄罪で在宅起訴=に依頼した」と朝日新聞の取材に答えた。赤枝氏は同大の卒業生で、同窓会の役員も務めており、「合格依頼が許されないとは思っていなかったが、今になってみれば募集要項で公にせず優遇するのはいけないと思う」と語った。 東京医科大が設けた第三者委員会は29日に公表した最終報告書で、政治家から受験生に関する依頼があった可能性を指摘したが、個人名は挙げなかった。赤枝氏は第三者委から聞き取りをされていないという。 赤枝氏によると、約10年前に同窓会募金委員長を務めるようになり、地方などを回って同窓生に会うことが増えた。その際、子どもが合格するよう口利きを求められ、臼井前理事長(当時は学長)に依頼するようになったという。赤枝氏が2010年に同大理事
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