「何か未知の世界すぎて、放っておくと恐怖心が生まれるみたいな。怖いかも、みたいな感じ」 小泉今日子さん、58歳。 アイドル・歌手・女優・文筆家であり、「中年期(=ミッドライフ)」を生きるひとりの女性として、50代を迎えたときの気持ちを、こう答えました。 小泉さんはこれまで、人生の折り返しの年齢を迎えたときに抱える悩みや心の不調に直面する人たちに寄り添い、ラジオや雑誌の連載などで発信してきました。自らの思いや体験を語りました。
ミャンマーでの軍事クーデタから3年。いま、事態は新たな局面に突入しています。 平和的なデモを武力で弾圧された民主派勢力は武装闘争を宣言し、地方の山岳地帯で軍事訓練をうけて、力をつけてきました。さらに少数民族の武装勢力とも連携し、クーデターを起こしたミャンマー軍を脅かすようになっています。 これに対しミャンマー軍は空爆を激化させて対抗。クーデター後の犠牲者は5000人を超え、国内避難民もクーデター以降250万人を超えるなど、人道危機も深刻化しています。 こうしたなか今月、抵抗勢力の代表団が緊急来日。緊急の支援を求めました。 (「クローズアップ現代」取材班) 写真:ゾー・ウェー・ソーさん(左)とパドー・ソー・クウェ・トゥー・ウィンさん(右) 今回、インタビューに答えてくれたのが、民主派勢力・国民統一政府(=National Unity Government 以下 NUG)の幹部、ゾー・ウェー・
大貫妙子さん 坂本龍一が愛した札幌の音楽スタジオ。魅力を共に創作した大貫妙子が語る。設立に関わったのは何とビートルズのプロデューサー?ヒゲダン・菅田将暉にも流れるその思想とは 全国放送(一部地域を除く) 2024年7月6日(土)午前5:10~5:37 NHK総合 (初回放送 5月10日(金)午後7:30~7:57 NHK総合・北海道) NHKプラスで同時配信・見逃し配信予定 “教授”こと 坂本龍一さんが亡くなって1年 札幌の自然豊かな森に 坂本さんが愛した1軒の レコーディングスタジオがありました 今回そのスタジオを 坂本さんと共にレコーディングを行った 大貫妙子さんが再訪 スタジオの魅力 そして在りし日の坂本さんの思い出を語ります 芸森スタジオにて収録 30年以上の長きに渡り、共に音楽を作ってきた坂本龍一さんと大貫妙子さん。2010年、「ピアノと歌のみ」、2人だけでアルバムを作ることにな
今月11日、第96回アカデミー賞で作品賞や監督賞はじめ、最多7部門の受賞を果たした『オッペンハイマー』。 第二次世界大戦下で原子爆弾の開発を指揮したオッペンハイマーの生涯を描いた作品だ。クローズアップ現代では、世界的なヒットを生み出し続ける“ハリウッドの鬼才”クリスファー・ノーラン監督への単独インタビューを2年余りの交渉の末に実現した。 なぜ今、世界の姿を一変させた科学者に焦点を当てたのか。作品に込めた核兵器の脅威とは。 今月29日の日本公開(配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画)を前に、桑子真帆キャスターによるインタビューが実現。その全文を公開する。 (聞き手 桑子真帆キャスター) 監督初の試み 歴史上の人物オッペンハイマーを描いた理由 映画『オッペンハイマー』は、去年7月にアメリカで公開され、世界興収は10億ドルに迫るなど、実在の人物を描いた伝記映画として歴代1位を記録している。
鳥取県が誇る中国地方最高峰、大山。この山の読み方、もちろん「だいせん」ですよね。でも全国的には、同じ漢字でも「おおやま」と読まれる名前が多いそう。 「なぜ鳥取ではだいせんと読むのか」。調べてみると、大山の奥深い歴史が見えてきました。 (鳥取放送局 保田一成アナウンサー、鶴颯人カメラマン) 「なぜだいせん?」 大山町で聞いてみると…… 鳥取県大山町、大山の登山口にやってきました。 「なぜ大山と読むのか」疑問をさっそく登山客たちにリサーチ。 登山客にインタビューする保田アナ(右端) 「昔から”だいせん”と読み続けているので、何の違和感もないです」(岡山県 男性) 「千年万年の千年の”せん”かな」(兵庫県 女性) 「仙人の”せん”とか。このあたりは大山寺もあるし」(広島県 男性) 旅館を経営する男性 地元で旅館を営む男性にも話を聞きました。すると、こんな答えが。
大阪・関西万博で国内初の商用運航を目指している「空飛ぶクルマ」。どのように産業化を図り、国際競争に肩を並べていくのか問われる中、最新事情と課題について考えます。
SDGsの17の目標のなかに、「気候変動に具体的な対策を」という目標があります。深刻化する気候変動に危機感を覚えた若者たちが立ち上がり、あるイベントが開かれます。それは、気候危機を訴える音楽イベントです。「気候危機に取り組む仲間を増やしたい」。20代の若者が中心となり、多くの人が参加しやすいイベントにできればと考え、企画しました。 深刻化する気候変動。10月16日に開かれるのは、気候危機を訴える音楽イベントです。イベントを開催するのは、「気候危機に取り組む仲間を増やしたい」と考えている20代の若者たち。 出演するアーティストの手配から、気候危機を訴える手作りの展示など、若者たち自らの手で準備を進めてきました。 NHK「首都圏ネットワーク」より \音楽ライブで使う“アレ”を古着で/ 気候変動の危機を音楽ライブイベントを通して伝える「Climate Live Japan」。ライブで身につけるリ
ハロウィンの前後、「渋谷に来ないで」。 渋谷区長が出した異例のメッセージ。背景にあるのは、急増する「路上飲み」の存在です。センター街を中心に路上で飲酒する人の姿が目立つ渋谷の夜。ケンカなどのトラブルや散乱するゴミが後を絶たず、ハロウィーンの時期に深刻なトラブルを招く温床になると警戒を強めているのです。 なぜ、渋谷に「路上飲み」が根づいてしまったのか。その理由を求めて「路上飲み」の現場に密着すると、SHIBUYAから世界に広がった誤解が顔をのぞかせていました。 (首都圏局/記者 眞野敏幸) 「渋谷に来ないで」発言の裏に路上飲みの横行 「渋谷に来ないでほしい」。本来、街を訪れる人を歓迎する立場の渋谷区長が出した異例のメッセージが「路上飲み」の現場に密着しようと思ったきっかけでした。区長は9月の会見に続いて、10月には海外メディア向けにもメッセージを出し、地方自治体としては異例の海外発信に踏み切
世界に衝撃を与えた今月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃。イスラエル軍はパレスチナ・ガザ地区への空爆を強め、ハマス側もイスラエルに対し多数のロケット弾を発射。双方の死者は増え続けています。 いったいなぜ、イスラエルとパレスチナは凄惨(せいさん)な対立の歴史を繰り返してきたのか。エルサレムに駐在するなど、この問題を取材し続けてきた国際部の鴨志田郷デスクがわかりやすく解説します。 この記事はNHKのWEBサイト「大学生とつくる就活応援ニュースゼミ」の中で2021年に公開した「1からわかる!パレスチナ(1)~(3)」をもとに制作しました。 (国際部デスク 鴨志田 郷) パレスチナ問題ってなに? イスラエルとパレスチナとは? 昔から、地中海の一番、東の沿岸にある地域のことを「パレスチナ」と呼んでいました。南にエジプト、東にヨルダンがあって、北にはシリアやレバノンがある場所です。
太陽光発電は、環境にやさしい、電気代の節約になるという話を聞く一方で、実は環境にやさしくない、お得ではない、火災や災害時のリスクがあるという説も耳にします。実際のところはどうなのか。気になる疑問を専門家にぶつけました。 (クローズアップ現代取材班) 質問に回答していただいたのは、建物の断熱や省エネが専門の東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の前真之准教授です。 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 前真之准教授 太陽光パネルは本当に “環境にやさしい”? ーー太陽光発電は、実は環境破壊につながるという話を聞きます。山林を切り開いて造成したメガソーラーなどの映像も目にします。太陽光発電は本当に環境にやさしいんでしょうか? まず太陽光発電を、大きく2つに明確に区別したほうがいいと思うんです。メガソーラーなど開かれた土地に設置する「野立ての太陽光」と、建物の屋根に設置する「屋根のせの太陽光」の2
時は大正。 「良妻賢母」の女性像が“常識”とされた時代に、女性を縛る社会の習わしや公権力に、真っ向から抵抗した1人の女性がいた。 福岡・今宿出身の女性解放運動家、伊藤野枝。 1923年9月、関東大震災後の混乱のさなか、憲兵隊に殺害され、28歳の若さで亡くなった。 「100年早かった女」とも称される野枝のことばが、現代の私たちに問うものとは。 (福岡放送局記者 西牟田慧) いま、伊藤野枝がアツい 伊藤野枝(画像提供:矢野寛治氏) 伊藤野枝は、日清戦争の講和条約が結ばれた1895年(明治28年)、旧糸島郡今宿村、いまの福岡市西区今宿に生まれた。 ずばぬけた行動力と文才の持ち主で、17歳のとき、「元始、女性は実に太陽であった」の一節で有名な雑誌『青鞜』に参画。のちに2代目編集長を務めた。 婚姻制度や中絶など現代にも通じる問題を鋭く切り、当時の社会に論争を巻き起こした人物だが、初代編集長の平塚らい
これまで多くのドキュメンタリー作品を手がけてきた、映画監督で作家の森達也さん。今回初めての劇映画を監督しました。 タイトルは「福田村事件」。100年前の関東大震災直後の混乱の中、千葉県福田村(現・野田市)に香川県から来ていた行商団の一行が、地元の自警団に朝鮮人と疑われ、9人が殺害された事件をテーマにしています。 残された資料が少なく「歴史に埋もれていた事件」を、100年後のいまなぜ映画化したのか。作品にこめたメッセージとはなにか。 桑子真帆キャスターが聞きました。 (政経・国際番組部ディレクター 渡邊覚人) 内閣府中央防災会議の専門調査会の報告書によると、当時、関東地方各地では「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「火をつけた」などの流言(デマ)が広がり、多くの朝鮮人や中国人が民衆や軍、警察によって殺傷されました。 関東大震災から5日後の大正12年9月6日、甚大な被害が出た都心部からおよそ30キロ離
「がんに効く」との言葉を信じ、命を落とした女性 姉 けいこさん 今回取材に応じてくれたのは、妹のともみさん(仮名)をがんで亡くした、けいこさん(仮名)です。 二人で旅行に行くほど、仲のいい姉妹だったという二人。しかしともみさんががんと診断された後、「溝ができるようになった」と言います。 左:妹 ともみさん 右:姉 けいこさん 「私は妹と一番仲が良かったので、何でもわかってあげられる気になっていました。妹は私のことは信頼してくれていると思っていたのですが、一度できてしまった溝はなかなか修復できなくて、結果的に妹が1人で病気と闘うことになってしまいました」 ともみさんは35歳のとき、不正出血が続いたことで婦人科を受診しました。 何度か検査を受けた結果、「子宮体がんステージ1B」という主治医の見立てを伝えられました。 取材を元に作成 左:妹 ともみさん 右:主治医 主治医 妹 ともみさん 国立が
広島市が作成する平和教育の教材「ひろしま平和ノート」から「はだしのゲン」が削除され波紋が広がっています。学校での平和教育はいまどのような状況になっているのか知りたいと、NHKでは平和教育についてのアンケート調査を実施。すべての広島市立の小学校141校にアンケートを送付し、26校と無記名の学校の103人の教員から回答を得ました。その結果と教員たちへの取材から、平和教育の現在地を読み解きます。 (クローズアップ現代 取材班) (NHKが行ったアンケ―ト) 広島の平和教育 充足度は?難しさは? 広島市は平和教育を教育の原点、最重要課題と掲げています。10年前からは独自に平和教育プログラムをつくり、「ひろしま平和ノート」という副教材を使った教育を年間3時間、実践しています。プログラムが始まった背景には、広島市教育委員会が行った調査で、原爆投下の年や日時を正確に答えられる小学生が全体の33%にとどま
サッカー女子日本代表“なでしこジャパン”が3大会ぶりの優勝をめざし熱戦を繰り広げる※サッカー女子ワールドカップ(以下「W杯」)。 ※2023年7月30日現在 LGBTQ・性的マイノリティーを公表した選手は過去最多に上ります。 今大会、FIFA(国際サッカー連盟)はジェンダー平等などのメッセージを記した腕章の着用を許可しました。 この決定の裏に何があったのか。プロサッカー選手の国際的な労働組合FIFPROの職員として交渉現場に立ち会った辻翔子さんに話を聞きました。 (クローズアップ現代 取材班) プロサッカー選手の渉外を担当する辻翔子さん 辻翔子(つじ・しょうこ)さんは幼少期をオランダ・アムステルダムで過ごし、そのころからサッカーに興味を持ち始めました。帰国後は横浜Fマリノスのサポーターになり、毎週末スタジアムに通うほどでした。高校・大学時代には選手として活躍。2011年にスペインに
本放送 2023年2月16日(木) 午後10:00 ~ 午後10:45 再放送 2023年2月21日(火) 午前1:25 ~ 午前2:10 ※月曜深夜 惜しまれつつ亡くなった高橋幸宏の足跡を辿る特番が放送決定 闘病中だった高橋幸宏が1月11日に逝去した。各界の著名人、そして世界中のファンから哀悼の意と共にその素晴らしい功績を讃える声が寄せられた。そうした高橋幸宏の創造の軌跡を辿る特番の放送が決定。音楽のみならず幅広いジャンルでその才能を発揮したアーティストの世界を改めて体感していただきたい。 ソロ、そしてYMOやサディスティック・ミカ・バンドをはじめ様々なユニットで活躍した高橋幸宏。ドラマー、ボーカリスト、プロデューサー、作詞・作曲家といった音楽面だけでなく、ファッションやコメディーの世界でも才能を披露したアーティストである。日本のみならず世界から高い評価を受け、海外でも多くのファンを虜に
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