女子にだって、職場で言えないことはある。「いつも喫煙所に行っていて姿が見えないけど、ここは会社です。仕事をするところです」「親の介護に直面したら、制度の必要性がきっとわかりますよ」(撮影/写真部・大嶋千尋) 〈何でも会社のせいにする甘ったれた女子社員たちへ〉そう広告が打たれた週刊現代の記事に対して、働く女性からは反論が上がっている。 作家の曽野綾子さんが週刊現代8月31日号に寄稿した「私の違和感」は、働く女性に厳しい内容だった。 〈女性は赤ちゃんが生まれたら、いったん退職してもらう。そして、何年か子育てをし、子どもが大きくなったら、また再就職できる道を確保すればいいんです。(中略)会社に迷惑をかけてまで、なぜ女性は会社を辞めたがらないのでしょうか〉 曽野さんは1931年生まれで、安倍政権の教育再生実行会議のメンバー。貧乏暮らしが当たり前だったという時代を引き合いに、女性が家計を支えるために