細川護熙元首相(75)が小泉純一郎元首相(72)の支持をうけて来月9日投開票の東京都知事選に出馬することが確実となる中、昨年から安倍晋三首相とその政権の「驕り」を痛烈に批判しつづけている講談社の「FRIDAY」誌が、1月10日発売の通巻第1625号でも早速エンジンを全開にしている。「安倍首相への六つの手紙」と題したその特集では、「原発さえなければ」と訴える識者・当事者たちから安倍首相に宛てた手紙という形式で、首相の政治姿勢を主に原発・エネルギー政策の視点から批判した読みごたえのある記事が掲載されている。 ◆一通目の手紙は江戸文化研究者で今年4月、法政大学総長に就任予定の田中優子さん(61)から安倍首相へ。「廃炉」を公共事業と捉えて“原子力発電からの撤退”という大きな研究開発の先駆けとなり、他の国にも廃炉技術の提供ができるようになる、という逆説的だが画期的な提案だ。 ◆二通目の手紙は福島第一