債券相場は大幅安。日本銀行の国債買い入れオペ運営方針を受けて利回り曲線のスティープ(傾斜)化圧力への警戒感が強まる中、この日実施の10年利付国債入札が不調となったことを受けて売りに拍車が掛かった。 10年物355回債利回りは一時前日比8ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.145%と、8月1日以来の水準まで上昇新発20年債利回りは一時0.255%、新発30年債利回りは一時0.415%、新発40年債利回りは一時0.485%と、いずれも6月以来の高水準長期国債先物12月物の終値は88銭安の154円14銭。下げ幅は日中取引の中心限月ベースで2016年8月以来の大きさ。入札結果を受けて一時は97銭安の154円05銭まで急落。日本証券クリアリング機構は午後に先物取引の緊急取引証拠金を発動 市場関係者の見方SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト10年債入札は日銀オペ運営方針の心理的なインパクト
![債券は大幅安、10年入札結果不調受け売り-先物急落で緊急証拠金発動](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/07acad147e89024735e8200456f0eaa9f4f7b9ca/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.bwbx.io%2Fimages%2Fusers%2FiqjWHBFdfxIU%2Fi_5E3Gwy9f48%2Fv2%2F-1x-1.png)