韓国戦争56周年記念日を4日後に控えた21日。 「韓国戦争北朝鮮拉致被害者家族協議会」の李ミイル理事長(57・女)は、1950年9月に別れた父親のことを思い、目頭を熱くした。李理事長の父親は、反共産主義団体である西北(ソブク)青年団に寄付したという理由で、北朝鮮政治保衛部の要員に連れていかれ、現在まで消息がない。 李理事長は、28日から開かれる第14回離散家族再会事業で拉致被害者の金英男(45)さんと母親の崔桂月さん(チェ・ゲウォル・82)が再会する予定だという知らせに、うらやましさと苦々しさが交錯した。政府にとっては戦争拉致被害者は忘れ去られた存在だという思いが込み上げる。 家族協議会側が発見した1952年の政府文書によると、戦争拉致被害者数は8万2959人にのぼるが、政府はいまだにその規模を明らかにしていない。しかし、政府は、戦後拉致被害者については485人だと把握している。 李理事長
![戦争拉致被害者につれない政府](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ff4ee4c390022219ea8ca9f888431e8b25f16d21/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.donga.com%2Fmdonga_ad%2Fdonga800-500.jpg)