平成11年に国旗国歌法ができるきっかけとなった広島県立世羅高校の校長先生の自殺事件がありましたが、今回、民間の労災に当たる公務災害にあたると認められました。 広島・世羅高元校長の自殺、公務災害と認定 卒業式の国旗掲揚や国歌斉唱をめぐり、平成11年に自殺した広島県世羅町の県立世羅高校の元校長=当時(58)=の遺族が請求した公務災害認定で、地方公務員災害補償基金広島県支部は17日、元校長の自殺を公務上の災害と認定した。 県教委によると、平成10年に文部省(当時)からの是正指導を受け、同高を含む各県立学校に対し卒業式、入学式での国旗掲揚と国歌斉唱を指導したが、県教職員組合が反発していた。同高では元校長が組合側との協議を進めたが、卒業式前日に自殺。県教委の当時の報告書では「元校長が深い孤立感と無力感に陥っていた」とした。 元校長の自殺は論議を呼び、国旗国歌法制定のきっかけのひとつになった。また、元