JR中央・総武線の高円寺駅で17日午前7時20分ごろ、中野発三鷹行き下り普通電車が、停止位置を60メートル通り過ぎて止まる「オーバーラン」を起こし、体調不良を訴えた30代の運転士が乗務を交代した。実は、中央・総武線各駅停車(三鷹-千葉間)の運行を担当する「中野電車区」では、運転士が体調不良でオーバーランした後に乗務中断するケースが、過去3年間に約40件も発生している。原因不明の体調不良に、運転士らの間では「中電病(なかでんびょう)」として不安が広がっている。(小倉貞俊)
JR中央・総武線の高円寺駅で17日午前7時20分ごろ、中野発三鷹行き下り普通電車が、停止位置を60メートル通り過ぎて止まる「オーバーラン」を起こし、体調不良を訴えた30代の運転士が乗務を交代した。実は、中央・総武線各駅停車(三鷹-千葉間)の運行を担当する「中野電車区」では、運転士が体調不良でオーバーランした後に乗務中断するケースが、過去3年間に約40件も発生している。原因不明の体調不良に、運転士らの間では「中電病(なかでんびょう)」として不安が広がっている。(小倉貞俊)
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鉄道業界では若手の人材を中心に人手不足が課題となっていることから、新型コロナウイルスの影響で経営が悪化している中でも初任給の引き上げなど、待遇の改善によって人材を確保しようという動きが広がっています。 鉄道業界では、若手を中心とした社員の離職が長年の課題となっています。 深夜に線路の点検を行うといった労働環境が背景にあると見られているほか、さらに最近では、新型コロナの感染拡大による経営環境の悪化で将来の見通しが立ちにくいことを理由に離職する人が増えているということです。 こうした中、関東の私鉄大手、東武鉄道は若手の人材を確保するため、来年度入社する社員を対象に、初任給を引き上げます。 高卒の社員は、来年度は、昨年度より10%余り多い20万円に、大卒の社員は5%余り多い23万円とします。 また、愛知県の私鉄大手名古屋鉄道と関西の私鉄大手、阪急電鉄は、今年度から初任給を引き上げました。 私鉄の
5月16日、静岡県内を時速およそ150キロで走行していた東海道新幹線で運転士がトイレに行くために運転室から一時、離れていたことがわかりました。JR東海は運転士の処分を検討するとともに再発防止を徹底するとしています。 JR東海によりますと、5月16日の午前8時過ぎ、静岡県の熱海駅と三島駅の間を走行していた東海道新幹線の下り、「ひかり633号」で36歳の運転士が運転室から一時、離れたということです。 運転士は腹痛を感じたため車掌を運転室に呼び、前方の安全確認をさせたうえで客室にあるトイレに行くためにおよそ3分間、離れたということです。 車掌は運転士の免許を持っていなかったということです。 新幹線は当時、時速およそ150キロで走行していておよそ160人の乗客が乗っていたということで、JR東海は運転士の処分を検討しています。 JR東海の社内規定では新幹線の運転士が走行中に体調が悪くなった時は輸送司
要旨北欧諸国において、駅構内の移動は基本的にバリアフリー化されてるので「階段しかないので車椅子客は利用不可」という事態がそもそも稀。 ローカル路線の駅ならば稀にリフト/スロープが完備されていないあるいは"Step-free" (level-freeとも)ではないことがある。 そういう場合、近隣の"Step-free"な駅から送り迎えしてくれたりもするが、ケースバイケース。こういったサービスは事前連絡が必要。 ちなみに駅のアクセシビリティは必ず情報公開されているため、調べたのにわからなかったという事態は無い。 なお事前連絡があろうがなかろうが(公的なサービスとして提供していない限り)車椅子を担いで階段上ったりはしてくれない。駅員の仕事ではないから。 バリアフリーの不備は行政の責任なので労働者個々人がその責を負ってはいけないという考え故。福祉国家は労働者にも高福祉である。 故に、北欧でも伊是名
山添 拓 @pioneertaku84 中曽根元首相の死去が報じられる。1954年、原子力予算を最初に国会で提出したのも問うべき経歴だが、国鉄分割民営化強行の首相としても記憶される。 ローカル線はなくならない ブルートレインなど長距離列車もなくならない 会社間をまたがっても乗り換えもなく不便にもならない ーー全部ウソだった。 pic.twitter.com/03QqXcoePM Hideki Kakeya, Dr.Eng. @hkakeya 3D, VR, AR, AI for Medicine, Bioinformatics (COVID Origin), NLP, Research Integrity, Engineering Ethics, Views are my own. Hideki Kakeya, Dr.Eng. @hkakeya 若い人は知らないと思うが、国鉄職員の態度は信
現在、学生ユニオンでは小田急電鉄(以下、小田急)との団体交渉を行っています。次回が3回目の団体交渉となり、準備を進めています。当事者は小田急電鉄で駅員アルバイトをしている学生ユニオンメンバーです。今回は、小田急の駅員アルバイトの実態を、団体交渉の要求項目に沿って、お伝えしたいと思います。是非、最後までご覧ください! そもそも駅員を学生アルバイトがやっていることをご存知でしょうか? 今回交渉をしている小田急だけでなく、JR東日本や京王電鉄、東急電鉄なども学生アルバイトを募集しています。鉄道駅員という仕事は、公共性が高く、鉄道インフラの安全性・定時性を担う重要な仕事です。きっぷの発売や精算、お忘れ物業務といったお客様の「財産」を扱う仕事であったり、駅のホームに立ち、お客様の「命」や「時間」を守る仕事であったり、とその仕事にかかる責任はとても大きいです。小田急においても、そんな重要な業務の一部を
極めて小さい粒子で空気中を浮遊し、吸い込むと健康への影響が指摘されるPM2.5。慶應大学のグループがこのほど、地下鉄構内でPM2.5が高い濃度に及んでいるとの調査結果をまとめました。いったいなぜ地下鉄でPM2.5の濃度が高いのか。そして健康に問題はないのか。 (科学文化部記者 古市悠) PM2.5は、大気中を浮遊する大きさが1000分の2.5ミリ以下の極めて小さい粒子のことです。成分は金属や化学物質、有機物などさまざまで、火山灰など自然由来のもののほか、工場や自動車の排気ガスなど産業活動からも発生します。 経済発展を続ける中国では大気汚染が深刻化し、日本にも飛来したことなどで、社会的な関心が高まりました。 このPM2.5、極めて小さいことから吸い込むと肺の奥まで入り込み、ぜんそくや気管支炎、肺がんなど呼吸器の病気や不整脈など循環器の病気のリスクが相対的に高まるとされています。 このため日本
JR東日本の最大労働組合「東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)」が今年の春闘で、ストライキ権行使の可能性を検討すると会社側に通告していたことが11日、JR関係者への取材で分かった。実際に行使されればJRの最大労組で初めて。ストの可能性があるのは会社側の回答が見込まれる3月中旬で、組合員を限定して行うとみられる。 JR関係者らによると、6日に行われた団体交渉でJR東労組は組合員の「一律定額ベア」の将来にわたる実施などを要求。会社側が否定的な見解を示したため、この場で「スト権行使を含めたあらゆる戦術行使に必要な手続きに入る」と通告したという。 JR東労組は職場や組合員を限定する「指名スト」を検討しているもようで、地域によってはJR東の一部列車で運休が発生する可能性もあるとみられる。 JR東労組は平成28年末、全組合員投票を行い、約8割の賛成を得て実質的なスト権を確立したとみられる。同労組は昨春
主なやりとりは次の通り。 ――業務上過失致死傷罪に問われた裁判で無罪が確定した。改めて事故のことをどう考えているか。 経営者の一員として道義的責任を感じる。裁判後のほうがより責任の重さを感じているし、亡くなった方や遺族の方に申し訳ない気持ちが深くなった。 ――なぜ、追悼慰霊式に出席せず、遺族の前に現れなかったのか。 事故直後の国会で当時の社長が「企業風土に問題があった」というようなことを言い、我慢できなかった。幹部から遺族の前で謝罪してほしいと言われた。「その時に『事故の遠因に企業風土は絶対になかった』と言う」と伝えたら、引き下がった。それが「何で出てこないんだ」となった。 ――企業風土を否定するのはおかしいということか。 自分としては、国鉄時代の「親方日の丸」的な発想から、民営会社にふさわしくすることに尽力した。それができたと思ったのは、阪神・淡路大震災の時。社員は自分の家も壊れ、家族に
「月曜日の朝は人身事故が起きて電車が遅れる」といううわさがネット上に存在する。真偽は定かではないが、週明け最初の出勤日である月曜日の朝、長時間労働などで疲れ切った会社員らが出勤途中で人身事故を起こしてしまうからだ、というのが理由らしい。 国土交通省が保有する鉄道事故の詳細データを集計したところ、実際に月曜日から始まる1週間のうち、鉄道自殺の最初のピークが月曜日の午前8時台にあることがわかった。 このピークは午前10時台まで続き、通勤・通学時間帯を3時間にわたって直撃する形だ。このような継続したピークが通勤時間帯にあるのは月曜日だけだった。また、月曜日以外の平日で同水準のピークがあるのは午前10時台だったことも判明。月曜日はほかの平日と比べて、ピークに達するのが2時間早いことが明らかになった。 鉄道自殺最大のピークは「日曜夜」 一方で、鉄道自殺の最大のピークは、日曜日の午後6時台から午後8時
どうも服部です。昭和時代をさまざまな形で振り返っていくシリーズ記事、今回はこの記事を配信する43年前、1973年(昭和48年)4月24日に起きた異常事態(首都圏国電暴動)について取り上げます。 ・画像引用:「朝日新聞縮刷版1973年4月版/朝日新聞社」 こちらの新聞は、暴動が起きた翌日、4月25日の朝日新聞(東京版)の朝刊一面です。『乗客の怒り「順法」つぶす』という見出しの下には、赤羽駅(東京都)で乗客によって放火された京浜東北線の車両の写真が掲載されています。 「26駅で破壊・占拠」という、恐ろしいほどの被害状況を伝える見出しがありますが、同日の夕刊では「破壊・放火は38駅に」とさらに増えていました。こんなにも大騒動だったにもかかわらず、後世に語られることがあまりにも少ないこの事件、いったい何が原因で、このような事態になったのでしょうか。 ■「順法闘争」で乗客のイライラはマックスに 背景
JR東日本の運転士が、停車中の電車の運転席から外へ放尿していたことが問題になった。乗務中にあるまじき行為だが、さりとて生理現象は抑えられない。どう対処すればよいのか。 12日午後5時15分ごろ。総武線の上り普通列車が佐倉駅(千葉県)に停車すると、50代の男性運転士がホームと反対側の運転席のドアを開け、線路上に小便をし始めた。目撃者が駅に通報して発覚。同社千葉支社が聞き取ったところ、運転士は「我慢できなかった」と反省したという。 問題が起きたのは、始発駅を出た約1時間半後。終点の千葉駅まであと約20分だった。だが、電車は4両から8両に増結して折り返すことになっており、千葉駅では乗客を降ろした後、車両を連結させる作業が待っていた。運転士は「尿意があると作業に集中できないし、トイレに行けば作業に遅れると思った」と釈明したという。 JR東によると、運転士は輸送指令室に無線連絡すれば、停車中に駅や車
電車の運転士らに熱中症とみられる症状が相次いだため、JR東海は乗務中に水分を補給した際に義務づけていた報告を不要にした。今月から在来線で始めている。 JR東海の乗務員は停車中に水分補給が認められているが、飲んだ場合、乗務中の無線報告と業務終了後の報告書の提出が義務づけられていた。飲んだ時間や場所、理由や乗客の苦情の有無も記していた。 ところが5月下旬、東海道線で運転士や車掌が熱中症とみられる症状で搬送され、電車が緊急停止して乗客が閉じ込められるなどの事態が続いた。このため、報告を不要にして水分補給を促すことにした。
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