20年以上前に構築した古い基幹系システムを使い続けるユーザー企業が5社に1社の割合で存在するとされるなか、「枯れた技術」の維持管理に危機が迫っている。枯れた技術としてはCOBOLが有名だが、今回取り上げるのは別の技術だ。 リレーショナルデータベース(RDB)である。とりわけ最大シェアを誇る米オラクル(Oracle)の「Oracle Database(Oracle DB)」を扱える技術者が足りないとささやかれ始めている。 クラウドシフトとAI人気が原因? 「今まで1度も取引のないユーザー企業からOracle DBに障害が発生したといきなり連絡を受け、復旧作業を頼まれるケースが増えている」。こう証言するのはDBの導入や運用保守を専門とする、日本エクセムの後藤大介CEO(最高経営責任者)だ。 こうした依頼が増えた理由について、後藤CEOは「ユーザー企業が自社システムのクラウド移行を進めた結果、社
米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)がついに米オラクル(Oracle)に「勝利宣言」をした。アマゾンは2019年10月15日(米国時間)、社内からOracle Database(DB)を「全廃」したと発表したのだ。最盛期には約7500ものOracle DBが存在し、eコマースや物流、決済、受発注、広告、動画・音楽配信などのバックエンドで長年使われてきた。それらはほぼすべて姿を消したという。 Oracle DBからの移行先は、アマゾンがクラウドサービスAmazon Web Services(AWS)で提供するDBサービスだ。今後はMySQLやPostgreSQLと互換性のある分散型リレーショナルDB(RDB)サービスのAmazon Auroraをはじめ、NoSQLのDBサービスであるAmazon DynamoDB、データウエアハウス(DWH)のサービスであるAmazon Reds
大阪市で住民票などの証明書発行業務を担う基幹システムが停止。復旧まで21時間を要し、8000件近い証明書発行業務に影響が及んだ。原因はOracle Databaseのクラスタ機能に潜むバグだった。ネットワークの不調をきっかけにシステムが停止し、再起動もできなくなった。米オラクルはバグの存在を把握しながら対外開示をしていなかったとみられる。 2019年6月7日午後0時5分頃。大阪市内の24の区役所や出張所、梅田・難波・天王寺のサービスカウンターで、住民票の写しや記載事項証明書、国民健康保険や税務関連の証明書などが印刷できなくなった。金曜日の昼休みということもあり、週内に書類を発行してもらおうと区役所など窓口に来ていた住民からは悲鳴と怒号が上がった。 同じ頃、大阪市西区の阿波座にある大阪市ICT戦略室も騒然としていた。システム障害を知らせる警報が鳴り、各区役所からトラブル発生を知らせる電話が相
「Oracle Database(DB)は信頼性や可用性が高く、当社のシステムには欠かせない。しかしここ数年、保守料が右肩上がり。IT予算に占めるOracle DBの保守料金の割合が増えて困っている」。 製造業A社のシステム部長は悩んでいた。会計や販売管理、生産管理など社内の主要なシステムは全てOracle DBを利用している。しかし開発時期はバラバラで、システム構築を依頼したITベンダーもシステムごとに異なっていた。Oracle DBのライセンスはシステム構築に合わせて、その都度購入している。システムごとに同じOracle DBとはいえ、バージョンは異なり、システム部門の保守作業も手間になっていた。 「Oracle DBを使っているシステムの維持費用を削減したい」。こう考えたシステム部長は、安定稼働していて、今後も大きな業務機能の変更もないと想定できるシステムのデータベースの保守契約を止
ディクショナリ管理とローカル管理で意味合いが異なるもの、そもそもローカル管理では使われない・無視されるものがありわかりにくい。マニュアル(SQLリファレンス)の記載も今一煮え切らない。ということで検証してみる。 STORAGE句で指定するエクステント関連の設定項目 INITIAL NEXT MINEXTENTS MAXEXTENS (ローカル管理では無視される。エクステント数は事実上無制限) MAXSIZE PCTINCREASE 今回得た設計上の指針 (ローカル管理が大前提) STORAGE句で指定するエクステント関連の設定項目で検討価値があるのは2つ INITIAL MAXSIZE MAXSIZE MAXSIZEはそのままの意味。テーブルにサイズ上限を設定したければ設定する。明らかに拡張しないマスタテーブルなどに用途があるかもしれないが、あえて制約をしたいという判断があるかは疑問。頭の
Unlike Light’s older phones, the Light III sports a larger OLED display and an NFC chip to make way for future payment tools, as well as a camera.
Exadata Hybrid Columnar Compression に関する検証 その1 <Exadata Hybrid Columnar Compression に関する検証 その1> ペンネーム: ベロ お久しぶりです。もう何年もメルマガを書くチャンスがなかったのですが、ようやく メルマガを執筆することになりました。 最後に書いたのは10gリリース時だったような気がします。気づいたら11gR2の世の中に なっていますね。 ということで、今最もホットな話題の一つ11gR2について検証してみたいと思います。 11gR2には様々な新機能や機能拡張がなされています。その中で(個人的に)ひときわ目を 引く機能としてExadata V2に搭載されたHybrid Columnar Compressionがあります。 昨今では、爆発的な情報量の増加に伴い格納するストレージのコスト増大、および、 そ
独自アーキテクチャーを備えたDBアプライアンス 2009年に入ってから、DWH(データ・ウエアハウス)アプライアンスの新製品が次々と発表されています。大量のCPUやメモリを搭載したパワフルなハードウエアを使用し、独自のアーキテクチャーで並列処理を実装したものです。 データベースの高速化の最終回では、大量データの検索処理であるDWHを高速化する方法の1つとして、Oracle Exadataのアプローチについて説明します。 ■Oracle Exadataは超並列GRIDアーキテクチャーを採用 DWHやBI(ビジネス・インテリジェンス)などの非定型の大量検索処理、すなわちFull Scan(フルスキャン=全件検索)の実行計画が選択されるような処理では、個々のディスクのI/O性能の問題のほか、ストレージからDBサーバーに大量のデータを転送する際の転送帯域がボトルネックになっていました。 また、DB
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く