1582年、織田信長の家臣・明智光秀が謀反を起した事件「本能寺の変」の舞台になった本能寺(京都市中京区)は、6月中にも境内にシャワー室を設置すると発表した。同寺では「シャワーがないから本能寺には泊まらない」というCMソングによる拝観・宿泊客の減少を食い止めたいとしている。 今月放送のカードゲーム「戦国コレクション」のCMで、女性歌手が歌う「もしあたしが織田信長だったら/本能寺なんて泊まらない/あそこにはシャワーがないから」という歌詞が反響を呼んだ結果、同寺には「今どきシャワーすらないなんて不衛生」など、視聴者からの問い合わせが殺到。連日100件を超えるメールや電話が相次いだ。 本能寺第231世貫首の藤原日長住職によると、1415年に最初の本能寺が建立されて以降、600年近い歴史の中で、境内にシャワー室を置いたことは一度もなく、織田信長が逗留した4度目建立の本能寺にもシャワー設備はなかっ