およそ20年前にAlan Kay の講演をきいたことがある。印象に残ったのは、彼が引き合いに出した McLuhan の言葉だ。 I don't know who discovered water, but it wasn't a fish. (拙訳)誰が水を発見したかは知らないが、発見者が魚でなかったことは確かだ。 誰しも信念という水の中を泳ぐ魚のような存在だ。思い切って飛び跳ね空気に触れてみなれば、自分が信念という水の中にいることに気付かない。 ある手法の利点を語るには、その手法の欠点や、他の手法の利点や欠点とできるだけ客観的に比較しなければ説得力がない。ただ、これを実践するのは難しい。この記事では、客観的になれているか自問自答しながら、動的型付き言語と静的型付き言語について比較してみようと思う。 僕は静的な C 言語から、動的な Perl、Lisp、JavaScript を経て、現在で
Civilizationシリーズを生み出したシド・マイヤーズいわく、「良いゲームは面白い選択の連続である」らしい。この格言に照らして、ソーシャルゲームがなぜ流行るのか――より厳密には「なぜ人々はガチャを回すのか」を考えてみたい。 ハウス プリンミクス 77g×10個 出版社/メーカー: ハウス食品メディア: 食品&飲料 クリック: 11回この商品を含むブログを見る 1.ガチャは「面白い選択」だろうか? ガチャは「面白い選択」だろうか? 一見すると、ガチャには選択の余地がないように思える。結果は「運まかせ」であり、戦略も戦術もない。「ガチャを回す」というアクションが面白い選択だとは思えない。 ところが、人間は「運まかせ」の遊びをしばしば喜ぶ。たとえば小学生のころを思い出してほしい。給食であまったプリンをめぐり、白熱のじゃんけんバトルを経験したはずだ。じゃんけんの最適戦略は、グー・チョキ・パー
(※タイトル変更しました) ドラクエ7雑感:スマホ脳になったことを思い知らされる:村上福之の「ネットとケータイと俺様」:オルタナティブ・ブログ 上記リンク先の記事には、「スマホ脳」になった人が久しぶりにドラゴンクエスト7をやってみた際の「めんどうくささ」が書き記されている。 こういう記事を読むと、俺は「あなたが欲しかったのは真正のゲームではなく、エンターテイメントならなんでも良かったんですね」と思ってしまいがちだ。俺は、ゲームがゲームである与件として「上達感が感じられるプロセス」を重視しているので、ゲームの上達プロセスを面倒と呼んで憚らない人はゲーマーとして認めない。なにか「手応え」がなければゲームとして楽しくないじゃないか。 そういえば、俺のシューター仲間の一人が、スマートフォンに移植されたケイブのシューティングゲームについてこう評していた;「あれは俺達が楽しんでいるほうのシューティング
これであなたも物語を書ける! Pixarが大切にしている22のルール,物語を構成するにあたり、Pixarのストーリーテラーが大切にしているという22のルールを紹介します。みなさんは物語を書いてみたいと思ったことはありますか? 僕は直木賞作家からの教えという記事の中で、かつて短編小説を書いたということをお話ししました。今となってはまったく創作というものを行っていないんですが、なんとなく小説家とか物語を作るということに対して憧れだけは残っています。 今回、ディズニー映画の中でもCGを使って数々の名作を生み出しているPixarという会社のストーリーテラーが大切にしているという、物語を書くための22のルールというのを見つけました。Pixarと言えば、トイストーリーやモンスターズ・インク、ファインディング・ニモなど、人以外のキャラクターが活躍している印象がありますよね。 そこで、こういった物語はどう
■ さらばiTunes。MusicBeeに乗り換え そういや、iOSから2chブラウザが排除されるそうで、SafariブラウザがあなたのURLをブロックする未来はすぐそこだよという予言が現実化する未来がヒタヒタと近づいてきてますねぇ。 そんなApple製品との決別を決心してからはや2年、iTunesの代替だけがなかなか見つからずにいたのだが、先日音楽データをクラウドに移して、いよいよ準備が整った。あとは音楽ライブラリ管理ツールさえ見つければよいという状態だったので日記で候補を募り、いくつか教えてもらえたので試用したところ、MusicBeeがかなり良かった……というかiTunesなんかよりはるかに良かったのでこれに決定した。 最近の音楽ライブラリ管理ツールは基本的にはiTunesをデザインの源流としていて、そういう意味ではiTunesの完成度は高かったわけだけど、例によってAppleは過剰な
Code Completeの上下巻を読んだ。 CODE COMPLETE 第2版 上 完全なプログラミングを目指して 作者:スティーブ マコネル日経BPAmazonCODE COMPLETE 第2版 下 完全なプログラミングを目指して 作者:スティーブ マコネル日経BPAmazon 読んだ感想としては、職業プログラマーなら必ず読むべき本だなと感じた。 この本ではソフトウェアコンストラクションに関する話題を扱っている。この本の中でソフトウェアコンストラクションとは、詳細設計、コーディングやデバッグ、単体テストなどなど、要求定義が終わった後、ソフトウェア製作に必要なプロセス全般のことを指している。 主なテーマとして、どうやってソフトウェアにおける複雑さを減らすことが出来るのか、について書かれている。そのテーマをいろいろな観点から説明されている。例えば以下の様な観点がある。 上流工程の欠陥による
こんなかんじのフィルターが作れるようになります。 このレジュメを元にした勉強会が「MTL主催【学生限定・iPhone勉強会】蜷川実花監修カメラアプリcameranのエンジニアが教える高速フィルターカメラアプリの作り方です。 学生の皆様はふるってご参加下さい。 GitHubのリポジトリは https://github.com/kasajei/MTLSeminar201303 です。 あと、Xcodeをダウンロードしてきてね☆ Xcode カテゴリ: 開発ツール 価格: 無料 アジェンダ プロジェクト作成 GPUImageの組み込み とりあえず、GPUImageを動かしてみる PIP Cameraみたいなおしゃれなフィルターを作ってみる プロジェクト作成 まずプロジェクトの制作をします Single View Applicationを選択 名前はMTLSeminar201303にしましょう 次
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