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ブックマーク / www.ringolab.com (58)

  • 「痴呆老人」は何を見ているか - 情報考学 Passion For The Future

    ・「痴呆老人」は何を見ているか ボケたらどうなるの?をとっかかりに、現代日人の精神構造の変容を分析する。 認知症では偽会話という独特のコミュニケーション形態が見られる。認知症の患者と介護者、あるいは患者同士で交わされるトンチンカンな会話のやりとりのことだ。意味不明のやりとりなのに、会話が和やかにできたことで患者は満足する。会話の内容を論理的に理解できなくても、情動レベルでは立派にコミュニケーションが成立している。認知症の老人にとっては、論理より雰囲気、情報より情動が生存にとって重要なものだからだと著者はいう。 認知症患者は「最小苦痛の原則」に従って、自分にとって痛みが最小になるように、虚構の現実を構成する。無関係の人を自分の夫やと思いこむことで、人間関係から自身を確認する。外界とのつながりを断念した人は、過去の記憶の世界につながりを求めようとする。人違いにもルールはあるのだ。 情動コ

    saz_go
    saz_go 2011/11/11
    “痴呆を病気と考えず正常な機能低下として扱う社会では、痴呆の老人は問題を起こすことなく生きていける”
  • かぜの科学―もっとも身近な病の生態 - 情報考学 Passion For The Future

    ・かぜの科学―もっとも身近な病の生態 これは素晴らしい。全人類に強くおすすめ。 統計によると私たちは一生に200回風邪をひくそうだ。成人は少なくとも年に2回、小児は10回以上かかる。 「もちろん、一回一回の罹患そのものは大したことではない。けれども、一人の人が平均寿命のうちにこの取り立てて悪性でもない病原体に苦しむ期間を合計すれば、およそ五年間にわたって鼻づまり、咳、頭痛、喉の痛みに襲われ、おおまかに言って一年間床につく計算になる。」 全人類が長い間悩まされてきた風邪には俗説の療法も多い。どうするとうつるのか、どうすると予防できるのか、どうすると治るのか。このは科学的観点からいえることを整理してくれる。 一般常識を打ち破る事実も多く、目からうろこなである。 たとえば、 ・咳やくしゃみによって発生する飛沫が風邪を広めるという証拠はないに等しい ・鼻をかんでも鼻が詰まった感じはとれない(鼻

  • 人は放射線になぜ弱いか 第3版 - 情報考学 Passion For The Future

    ・人は放射線になぜ弱いか 第3版 初版は1998年。放射線医学の権威が書いた。 敢えて増刷に際して「東日大震災による原発事故にともなう放射線被ばくリスクに国内が大揺れしています。今回の被ばくは生命に危険を与えることは全くありません。書はその科学的根をしたためています。」という1ページを冒頭に配した。 文では「チェルノブイリ事故後10年間の追跡調査の結果はつぎのことを証明した。原発事故の放射能を被ばくしても子どもの白血病の危険は心配無用!」と枠付きで記述している。安心したい人はこれを読むといい。 放射線の人体への影響を科学的に解説するである。人体は放射線に弱くて強い(強い放射線には弱いが、微量には強い)とし、低線量被ばくの危険性については、まったく問題ないと断言する。 「低レベル被ばくのときは、他の発がん要因によるかく乱のため疫学的手法はあてにならないことが多い。」 「生涯被ばく

  • 裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心 - 情報考学 Passion For The Future

    ・裸はいつから恥ずかしくなったか―日人の羞恥心 ペリーの日遠征に随行した画家の「下田の公衆浴場」という絵には、全裸の男女が秘所を隠すこともなく混浴の浴場でくつろぐ様子が描かれている。若年や中年の男女が多いが、誰も互いの裸体に欲情していないし、恥ずかしさも感じていないことがみてとれる。この絵を見たアメリカ人は日人を「淫猥な人たちだ」といい、フランス人は「日人に羞恥心はない」といい、オランダ人は「男女の性別を気にしていない」といって驚き、そして軽蔑した。 150年前の日では「男女が無分別に入り乱れて、互いの裸体を気にしないでいる」のは普通だったのだ。江戸時代の日人にとって、裸体は顔の延長のようなものであり、現代人の我々がスッピンの顔を見られても恥ずかしくないように、裸を見られても平気だった。 江戸時代の日人がいかに裸に対しておおらかだったか、具体的な記録から明らかにされる。若い娘

  • Passion For The Future: スナップ写真のルールとマナー

    スナップ写真のルールとマナー スポンサード リンク ・スナップ写真のルールとマナー スナップ写真を撮影するときの疑問に対して、日写真家協会の著作権委員と協会顧問弁護士が実例を挙げながら、答えて指導する。こんなとき写真を撮っていいのだろうか、撮影した写真を公開していいのだろうか?、という疑問にマナーとルールそして法律の観点から、明解に答えてくれる。 たとえば、 「歩行者天国で大道芸をしている人を撮りました。まわりには、たくさんの人が写っています。アップではないのですが、みんなの顔ははっきりと分かります。肖像権があるといわれたらと思うと、発表することに躊躇してしまいます。また、大道芸をしている人にも断っていないので、心配なのですが。」 という疑問に対して、自由に出入りできる路上で、多くの人に無料で見せている大道芸は、撮影は自由。多くの場合、写ってしまった見物客も肖像権は主張できない、という

  • Passion For The Future: 脳のなかの幽霊

    脳のなかの幽霊 スポンサード リンク ・脳のなかの幽霊 ■脳の中の幽霊 切断された手足がまだあるかのように感じる「幻肢」現象は中世から知られていたが、長い間、患者の気のせい、思い込みに過ぎないとして軽く扱われてきた。ラマチャンドランはこの現象は脳内にある身体地図と関係があるのではないかと考えた。 幻肢の患者は顔の一部を触ると幻の手足に触られたと感じるケースがある。顔のどこを触ると手足のどこを触られたと感じるかを調べると一定していることがわかる。脳内の地図では手足と顔は近い部分に位置している。切断された手足に対応する地図上の手足が、近接する顔の部分と統合するように、間違った配線が行われてしまったのではないかと著者は考えた。 そして、脳にそうした後天的学習が可能なのであれば、脳を騙すことで、逆に幻の手足を消す学習も可能なのではないかと考え、鏡で幻の手足を見せる実験で、見事に幻肢を消すことに成功

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    saz_go 2010/05/19
    深夜の馬鹿力 09年08月24日 空脳アワーより
  • 奇跡の脳 - 情報考学 Passion For The Future

    ・奇跡の脳 著者は脳が専門の神経解剖学者。37歳の時、脳卒中に襲われて、まともにはなすこと、歩くことさえできなくなるが、大手術と8年のリハビリで奇跡の復活を遂げた。自分の脳が損傷を受け、そして回復していく体験を生々しくドキュメント化した書は米国でベストセラーとなった。 脳卒中に襲われた朝、著者は朦朧としていく意識の中で、客観的に自分の身に何が起きているのかを把握していた。一人暮らしの彼女は異変に気づいて助けを呼ばなくてはならないことを理解するが、論理的思考の左脳が破壊されていて、具体的にどうしたらいいのかわからなくなる。 「できごとを順序立てて並べるため、絶え間なく指示を出してくれていた左脳の司令塔が沈黙してしまったので、外部の現実との結びつきを維持すべく、わたしは知覚を総動員しようと懸命になっていました。過去、現在、未来に分かれるはずの時系列の体験は、順序よく並ばずに、全部が孤立したま

    saz_go
    saz_go 2010/05/04
    専門家が自身の脳卒中体験を明瞭に言語化できたほぼ唯一の例
  • 日本辺境論 - 情報考学 Passion For The Future

    ・日辺境論 非常に面白い。わかりやすい。いいだ。 日人の島国根性の質を「辺境人」としてずばり言い当てる。 「ここではないどこか、外部のどこかに、世界の中心たる「絶対的価値体」がある。それにどうすれば近づけるか、どうすれば遠のくか、もっぱらその距離の意識に基づいて思考と行動が決定されている。そのような人間のことを私は書ではこれ以後「辺境人」と呼ぼうと思います。」 かつては中国であり、欧米列強であり、今はアメリカあたりが中心になっている。 「私たちに世界標準の制定力がないのは、私たちが発信するメッセージに意味や有用性が不足しているからではありません。「保証人」を外部の上位者につい求めてしまうからです。外部に、「正しさ」を包括的に保証する誰かがいるというのは「弟子」の発想であり、「辺境人」の発想です。」 このが面白いのは、辺境人だからダメだ、というのではなくて、辺境人の強さもあるとい

  • Passion For The Future: グロテスクな教養

    グロテスクな教養 スポンサード リンク ・グロテスクな教養 ■君たちはどう生きるか 著者によると、学歴エリートが「僕は単なる受験秀才じゃないぞ」を確認しあうための孔雀の羽として、教養を肥大化させてきたのだという。日においては受験における勝利の評価が低いので、だからこそ学歴エリートはもう一段上の自分を形成するために教養を求めたと分析されている。 そうした一部の人たち向けの典型的な指南書として、雑誌「世界」の編集長となる吉野源三郎著「君たちはどう生きるか」が何度も引用されている。 ・君たちはどう生きるか これは私も学生時代に読んだ。ベストセラーである。 「君のような恵まれた立場にいる人が、どんなことをしなければならないか、どういう心掛けで生きていくのが当か」を語る内容。著者曰く「どう生きるかを主体的に選びうる「君たち」というのが実は少数の特権的な男の子たちだけを指して」いるとする。 そして

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    saz_go 2009/11/30
  • Magic Moving Images: Animated Optical Illusions - 情報考学 Passion For The Future

    ・Magic Moving Images: Animated Optical Illusions これは久々にヒットの錯覚錯視系の絵。 イメージが縞模様状に重ねあわされた図の上に専用のフィルムをスライドさせると、不思議なことに絵がアニメーションのように動き出す。掌の中で画像が動くというのはiPodやゲーム機と一緒ではあるのだが、動き方が全然違って印象的だ。 YouTubeにアップされていたMagic Moving Imagesの動画。 この方式でヒットしているのがGallop!だ。上のMagic Moving Imagesは専用フィルムをの上で動かす必要があるのだが(原理理解にはよいのだが)それが少し面倒だった。Gallop!はのページ自体にフィルムを組み込んでしまっており、普通にページをめくるだけで動き出す。こどもびっくり。 ・Gallop! こちらもYouTubeに動画があった。

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    saz_go 2008/10/16
    アニメーション絵本
  • Passion For The Future: 陰翳礼讃

    陰翳礼讃 スポンサード リンク ・陰翳礼讃 谷崎潤一郎が日の伝統美について語った古典的名著。日的情感の質をとらえたエッセイ。 難しいなのではないかと少し構えて読み始めたが、意外にも、とてもわかりやすい内容でびっくりした。 「漱石先生は毎朝便通に行かれることを一つの楽しみに数えられ、それは寧ろ生理的快感であると云われたそうだが、その快感を味わう上にも、閑寂な壁と、清楚な木目に囲まれて、眼に青空や青葉の色を見ることの出来る日の厠ほど、恰好な場所はあるまい。そうしてそれには、繰り返して云うが、或る程度の薄暗さと、徹底的に清潔であることと、蚊の呻り声さえ耳につくような静かさとが、必須の条件なのである。」 「思うに西洋人のいう「東洋の神秘」とは、かくの如き暗がりが持つ不気味な静かさを指すのであろう。われらといえども少年のころは日の目の届かぬ茶の間や書院の床の間の奥を視つめると、云い知れぬ怖

  • 妖怪談義 - 情報考学 Passion For The Future

    ・妖怪談義 遠野物語の民俗学者 柳田 國男による妖怪論。 「われわれの畏怖というものの、最も原始的な形はどんなものだったのだろうか。何がいかなる経路を通って、複雑なる人間の誤りや戯れと、結合することになったのでしょうか。幸か不幸か隣の大国から、久しきにわたってさまざまな文化を借りおりましたけれども、それだけではまだ日の天狗や川童、または幽霊などというものの質を、解読することはできぬように思います。」 これは昭和13,4年頃に書かれたもので、農村にはまだ電気が通じておらず、マスメディアも発達していなかった頃の研究だ。村々の伝承の中には無数の妖怪が登場した。柳田は全国の有志研究者のネットワークを組織して、それらの情報を集約した結果、そこに多くの共通性を見出した。 たとえば河童である。 「私たちの不思議とするのは、人は南北に立ち分かれて風俗も既に同じからず、言葉は時として通訳を要するほど違っ

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    saz_go 2008/07/23
    柳田國男による妖怪論。
  • ディープエコノミー 生命を育む経済へ - 情報考学 Passion For The Future

    ・ディープエコノミー 生命を育む経済へ 地域や人間に深く根ざした分散型経済「ディープエコノミー」をつくるべきだと説く環境ジャーナリストの。資主義一辺倒でもなく、環境絶対主義でもなく、その中間に持続可能な経済と魅力的な生活が両立できるゾーンがあると著者は力説する。人間にとっての生活満足度、幸福感をいかに高めるかという視点でかなり説得力のある議論が展開される。 米国でも日でもヨーロッパでも戦後にGDPは何倍にも伸びたが、生活満足度は変化がない。経済は豊かになったにもかかわらず、アル中、自殺、病の割合は激しく上昇した。研究によると人間は貧しいうちは一貫して幸福を金で買うことができるが、一定の収入を超えると幸福との相関関係がなくなる。その一定の収入を先進国の住民はほぼ全員が上回った状態にある。そしてさまざまな生活の質指数の調査が示しているのは「(裕福な世界では)人に対する気持ちは、消費、貯

    saz_go
    saz_go 2008/07/08
    …貧しいうちは一貫して幸福を金で買うことができるが、一定の収入を超えると幸福との相関関係がなくなる。…人に対する気持ちは、消費、貯蓄に関係なく金銭に対する気持ち以上に、主観的な幸福感を決定するものだ。
  • Passion For The Future: 写真から不要な友人や電信柱を消し去るphotowipe

    写真から不要な友人や電信柱を消し去るphotowipe スポンサード リンク ・Photowipe http://www.hanovsolutions.com/?prod=PhotoWipe Photowipeは写真から不要な物体を消すソフトウェア。お絵かきソフトのように、消したい物体の上をブラシでなぞって、黒で塗りつぶす。すると、物体は消え去り、周囲の情報から背景が補完される。 この前、倉敷で撮影した白鳥と鯉の写真から、白鳥を消してみた。白鳥の部分を上のサンプルのように黒で塗りつぶす。 影は残ったが一応消えている。このように大きな面積でメインの被写体を消すとさすがに不自然だが、画面の端に写り込んだ電線や柱、遠方に見える観光客などは違和感なく消してしまうことができる。失脚した政治家が写真を消すなんてことも簡単だ。 オリジナルのサイトでは用途説明として「動物園で檻を消したり、昔のガールフレン

  • Passion For The Future: ディスクがいっぱいな理由を分析するTreeSize FreeとProfessional

    ディスクがいっぱいな理由を分析するTreeSize FreeとProfessional スポンサード リンク ・TreeSize Free http://www.jam-software.com/freeware/index.shtml またハードディスクがいっぱいになってきた。毎度のことだが、占有状況を確認するソフトで、新しいのはないかなと探してみた。今度使ってみたのはTreeSize Free。どのフォルダが容量をっているのかをツリー上にサイズや割合で表示してくれる。高速にスキャンできるし、ディスク容量を解決するために削除対象を見つけるためのツールとして、便利なツールだ。 小さなファイルが大量にあると、総和サイズ以上にディスクを使う。そうした状態を発見するために、フォルダを収録ファイル数でソートして表示するオプションがあるのが実用的である。 このソフトには有料のPro版がある。デモ版

  • Passion For The Future: 妄想に取り憑かれる人々

    « SecondTimes創刊 と ウェブ仮想社会「セカンドライフ」 ネットビジネスの新大陸 | Main | 普通の手書きメモがデジタルに エアペン アイデマアラソン スターターキット » 書評:脳・こころ |書評: 企画・発想| 書評文化・文明|書評:経済・経営 |書評:子 供・教育|書 評:小説・戯曲|書評:ネット活用 |書評仕事・管理|書 評:メディア論|書評:その他|書評:思想・哲学 |書評 :文章・表現|書評:認知・心理 |書評:神 話・宗教|書 評:科学・技術書評:社会・世間 |書評教養 ・雑学 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 2005年度 書籍売り上げラン キング ベスト20 2005年度 年間オススメ書籍 ランキング ベスト20冊 2004年度 人気記事ベスト10 アクセス

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    saz_go 2007/08/16
    『「おぞましい想念」を考えてしまう精神状態に関する、強迫性障害』についての本。蛭子さんを思い出した。あの人は悩んでないとこが違う。
  • Passion For The Future: 視界良好―先天性全盲の私が生活している世界

    視界良好―先天性全盲の私が生活している世界 スポンサード リンク ・視界良好―先天性全盲の私が生活している世界 先天性全盲である著者が、聴覚、触覚、嗅覚をフル稼働させて、どのように世界を認識しているかを書いた。この表現が適切かどうかわからないのだが、”目から鱗が落ちる”記述の連続である。そして面白い。 生まれてから世界を一度も見たことがない著者にとって、見えないということは何かが欠落しているということではない。視覚ナシで全方位の世界認識を確立しているわけであり、その視界は常に良好なのである。 著者の日常生活の記述は、視覚アリの人にとっては、非日常であり、驚きと気づきの連続である。たとえば「目が見える人が絵を描くとき、目で捉えられないものは描かないという話は私にとって大きな衝撃でした」という一文から、世界認識の大きな違いが見えてくる。 このは、日々の生活や幼少時代を振り返った短いエッセイ

    saz_go
    saz_go 2007/08/01
  • Passion For The Future: ぼくには数字が風景に見える

    ぼくには数字が風景に見える スポンサード リンク ・ぼくには数字が風景に見える 円周率22500桁を暗唱し、10ヶ国語を話す天才で、サヴァン症候群でアスペルガー症候群で共感覚者でもある著者が書いた半生記。これらの病は稀に天才的能力を持つ者を誕生させるが、自閉症やその他の精神障害を併発することが多いため、こうしたを書ける人が出てくることは稀である。 まさに天才の頭の中がのぞける貴重な内容。 「ぼくが生まれたのは1979年の1月31日、水曜日。水曜日だとわかるのは、ぼくの頭のなかではその日が青い色をしているからだ。水曜日は、数字の9や諍いの声と同じようにいつも青い色をしている。ぼくは自分の誕生日が気に入っている。誕生日の含まれている数字を思い浮かべると、浜辺の小石そっくりの滑らかで丸い形があらわれる。滑らかで丸いのは、その数字が素数だから。31,19,197,79,1979はすべて、1とその

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    saz_go 2007/07/11
    「水曜日だとわかるのは、ぼくの頭のなかではその日が青い色をしているからだ。水曜日は、数字の9や諍いの声と同じようにいつも青い色をしている。」鳥肌が立つ表現。すごい。
  • Passion For The Future: 生物と無生物のあいだ

    生物と無生物のあいだ スポンサード リンク ・生物と無生物のあいだ 生命とは何か? 人は生物と無生物を簡単に見分けられるが、何が生命なのかと定義を問われると、明確には答えることが難しい。この世紀の難問に対して、分子生物学者の著者は、生命とは「動的な平衡状態」であり、「かたちの相補性」を原動力にするものだ、と明解で美しい答えを出す。 「肉体というものについて、私たちは自らの感覚として、外界と隔てられた個物としての実体があるように感じている。しかし、分子のレベルではその実感はまったく担保されていない。私たち生命体は、たまたまそこに密度が高まっている分子のゆるい「淀み」でしかない。しかも、それは高速で入れ替わっている。この流れ自体が「生きている」ということであり、常に分子を外部から与えないと、出ていく分子との収支が合わなくなる。」 人間の細胞を構成する分子や原子は、年中、総入れ替えが行われている

  • Passion For The Future: スケベ心で巨富を築く技術?テストステロンコンピューティング

    スケベ心で巨富を築く技術?テストステロンコンピューティング スポンサード リンク 先日こんなを読んだ。巨富である。巨富。 ・巨富を築く13の条件 評価:★★☆☆☆ ■英雄は色を好むのか なぜこのベタなを読んだかの経緯は、過去の記事から察して頂くとして、内容は結構、真面目に楽しめた。ビジネスと人生で成功し巨富を築くための13の条件が列挙されているが、(もちろん)、気になったのは、その一要素に「性衝動」があり、一章を割り振られていたことだ。 「第十章 人類の能を創造的なものに転換する」によると、まず、過去2千年の歴史や自伝を調べた結果、以下の事実が判明したという。 1 偉大な事業を成し遂げた人は、高度に発達した性能の持ち主であり、性衝動の転換方法を体得した人である。 2 巨富を蓄積した人、文学、芸術、産業、技術、その他専門分野において顕著な業績を残した人は、いずれも異性の影響力によって