2018年、1人の名審判が国際審判員を退いた 2010年南アフリカ、2014年ブラジル、2018年ロシア 3回のワールドカップに参加したが一度も笛は吹かなかった なぜなら、相樂亨は副審だから ピッチの中を自由に動き回れる主審と違い ハーフコートのタッチライン沿いを何往復もする副審は どんな選手とも違う風景を見ている 主審にすら理解されていないこともある 副審が旗を上げないとき何を考えているか 忘れられない判定は何か 今後副審はどのような役を担っていくのか 独特の世界をゆっくりと語ってもらった 副審という職業の難しさとは 今、Jリーグで副審が旗を上げたときは、96パーセントの正確さなんですよ。2年ぐらい前から副審担当のインストラクターの方が、フラッグアップしたものについては全部数えてるんです。「コミュニケーション・システム」で審判はみんなマイクを付けて確認し合ってますから、精度は上がったと思