海や魚が大好きだという国村大喜さん。多忙になり最近は釣りができていないと嘆いている=静岡県西伊豆町宇久須で2024年7月18日、若井耕司撮影 漁港で漁業従事者と釣り客が共存するには--。2年前に静岡県西伊豆町に移住したITクリエーターで「ウミゴー」社長の国村大喜さん(38)が釣り場を有料で予約できるアプリ「海釣りGO!!」の普及に取り組んでいる。昨年7月末に同町の田子漁港でサービスを開始し、来月には同町の仁科漁港に拡大する。国村さんは「今後は漁業体験なども企画して、漁港のかつてのにぎわいを取り戻したい」と話している。 違法駐車やごみの放置、バーベキュー、漁船への迷惑行為など、釣り客が自治体や漁協とトラブルになるケースは全国的に見られる。田子漁港でもコロナ禍で釣り客が増加していた2022年7月、港内での釣りを厳格に禁止した。