長崎県長崎こども・女性・障害者支援センター(児童相談所、長崎市)が、母親から虐待を受けた少女(10歳代)が入所する児童養護施設の名称を、誤って母親に伝えていたことが分かった。 少女は発覚後、別の施設に移った。 県によると、同センターが昨年7月、母親に送った施設の負担金に関する文書の中に施設名が記載されていた。秘匿すべきケースの確認に漏れがあったことが原因で、母親が「これまで隠していた施設名が入っているのはなぜか」と問い合わせて発覚した。 同センターは、少女が母親から身体的、精神的な虐待を繰り返し受けているとして、2015年9月に施設に入所させる措置を取った。少女は居場所を知られることを不安に感じており、母親が押しかける懸念もあることから、別の施設に移った。
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