HbA1cとがんリスクとの関連調査 国立がん研究センターは12月21日、多目的コホート研究「ヘモグロビンA1c(HbA1c)とがん罹患との関連」を公表した。研究成果は、「International Journal of Cancer」のWEB版にて、11月に先行公開された。 画像はリリースより 研究グループは、1990と1993年に岩手県二戸、長野県佐久などの9保健所管内に在住で、1998~2000年度および2003~2005年度に実施した糖尿病調査に協力した人のうち、HbA1cのデータがあり、初回の調査時までにがんに罹患していなかった2万9,629人(男性1万1,336人、女性1万8,293人)を対象として、HbA1cとがん罹患リスクとの関係を調べた。 これまでのコホート研究により糖尿病患者では大腸がん、膵がん、肝がん、子宮内膜がんなどのがん罹患リスクが1.5~4倍高く、全がんも約1.2