各室で調理ができるようキッチンも完備された「ネイバーフッドきたまち」の居室(京都市上京区) 障害のある人の住まいの選択肢を増やそうと、京都市上京区の社会福祉法人「西陣会」が、夜間の見守り付きワンルームマンション「ネイバーフッドきたまち」を区内に開設した。必要な介護サービスを受けながら生活する「サービス付き高齢者住宅」(サ高住)に比較的近い形だが、障害者の住居としては全国的にも珍しいという。 ネイバーフッドきたまちは、キッチンと風呂、トイレを備えた居室6室と、宿直用の管理人控室から成る。主に知的障害のある人が住むといい、居宅介護(ホームヘルプ)などの在宅サービスを利用しながら1人暮らしをする。 西陣会では、2013年にグループホームを開設し、15年には独自にシェアハウスをつくるなど、障害のある人が地域で暮らすための環境を少しずつ整えてきた。 ただ、共同生活になじみにくい一方で家族との同居が困