浜田彦蔵(はまだ・ひこぞう) ジョセフ彦って知っていますか? ジョセフ彦(1837年―1897年)は、日本で初めて新聞を発行し「新聞の父」といわれる御仁です。 × × × ざっと彼の略歴を紹介する。 ジョセフ彦は、天保8年(1837年)8月21日、播磨国加古郡(現在の兵庫県播磨町)に漁師の子として生まれる。13歳のとき、海で遭難し約2ヶ月間の漂流の末、米商船オークランド号に救助され、1851年サンフランシスコに着く。1852年、米国政府はこの彦らを日本に送り返し、国交の糸口を掴もうと、ペリー艦隊にマカオで乗船させようとしたが、ペリーの入港が遅れてため、再びアメリカに渡る。 サンフランシスコで着き、税関長サンダースの知遇を得て、教育を受ける。1854年キリスト教の洗礼を受け、1858年にはアメリカに帰化する。 1859年(安政6年)、21歳でタウンゼント・ハリス(1804年―1878年)