丸川珠代五輪担当相が30日、首相官邸で午前10時に始まった閣議に5分ほど遅刻した。東京五輪対応の交通規制で都内の高速道路の入り口が封鎖されたことによる、一般道の渋滞が原因だったという。 丸川氏は閣議後の記者会見で遅刻の理由を問われ、「高速の入り口がオリンピック対応で封鎖され、途中、渋滞していた。さらにもう1カ所の入り口を目指したが、そこも封鎖されていて遅れた」と説明した。 丸川氏は、加藤勝信官房長官から「大変厳しく御指導いただいた」とも述べ、加藤氏も閣議後の会見で「閣議に遅れることはあってはならないこと。緊張感を持って当たっていただきたいということは強く申し上げた」と話した。 首都高速道路によると、30日午前には東京五輪の開催に伴い30カ所以上の首都高の入り口を閉鎖していた。高速道路を使って五輪関係者を安全かつ円滑に輸送するため、交通量に応じて入り口閉鎖を実施しているという。(小泉浩樹)