大船渡の北里大・三陸キャンパス 閉鎖15年度まで延長 北里大(東京都)の柴忠義学長が18日、岩手県大船渡市の戸田公明市長と会談し、大船渡市の三陸キャンパスの閉鎖期間を1年間延長し、本年度から5年間とすると伝えた。 柴学長は来年度に入学予定の学生も4年間、相模原市の相模原キャンパスで授業を行うと報告した。卒業が2015年度末となり、それに伴って三陸キャンパスの閉鎖期間が1年間延びるとして理解を求めた。 柴学長は取材に「三陸キャンパスの閉鎖期間が5年以内に戻ることはない。来年で建築40年目を迎える施設が4棟あり、立ち入りの禁止か取り壊しを検討している」と話した。 北里大は震災で校舎の安全性を確認する必要があるとして、本年度から4年間、三陸キャンパスを閉鎖し、学生を相模原キャンパスに移して同キャンパスで授業を行うことを表明した。 三陸キャンパスは1972年に開設した。海洋生命科学部が入り