東京大学が入学時期の秋への移行について本格的な検討を始めた。国境を越えた大学間競争が加速する中、秋入学はかねて大学改革の課題に挙げられてきたが、東大が検討に踏み出したことで一気に広まる可能性が高まる。有力大学トップからは先導役としての東大に期待する声が上がる。グローバル人材の獲得が急務の産業界・官界も検討の行方を注視する。国際教養大学の中嶋嶺雄学長は秋入学の拡大が長年の持論。自らの大学でも積極
関西電力の15%節電要請に対し、関西に集積する研究機関では「実験設備の出力は落とせない」という声が上がっている。 兵庫県佐用町にある理化学研究所(理研)の実験施設「大型放射光施設(スプリング8)」。加速度が加わった高エネルギーの電子などから発生する電磁波「放射光」を利用する実験施設で、敷地面積は141ヘクタール(甲子園球場の約36倍)。国内外の大学や研究機関、民間企業が利用し、生命科学、環境科学などに応用している。 同施設の年間電力使用量(電力に時間をかけた総量)は約1億7800万キロワット時(平成21年度)で、一般家庭に換算すると約4万9千軒分に相当。その大部分を実験設備が占める。 しかし、施設を運営する高輝度光科学研究センターによると、「実験設備は1回運転を始めると、終了まで24時間100%の稼働しかできない。途中で70~80%に落とすと実験の前提が変わってしまい、十分なデータが取れな
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