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ブックマーク / xtech.nikkei.com (160)

  • 改正派遣法が2009年10月施行へ、SEの「派遣」にも規制強化

    厚生労働省が今国会への提出を目指している、改正労働者派遣法の概要が固まった。偽装請け負いや違法派遣が相次いだことを受け、派遣業に対する規制強化と派遣労働者の保護を打ち出した点が特徴である。労働者派遣への規制が強化されれば、ITサービス業にも大きな影響を及ぼしそうだ。最近は都道府県の労働局が指導を強めたことで、請負契約ではなく、派遣契約でSEが顧客先に常駐するケースが増えているからである。 9月29日に開かれた労働政策審議会の会合で、厚労省が審議会に諮問していた法律案の要綱が承認された。厚労省は11月中にも法案をまとめ、今国会に提出したい考えである。今回の要綱では、目標とする法律の施行時期を2009年10月1日にする。衆議院の解散が先送りされれば、現在開催中の臨時国会で法案が審議入りする公算が高い。2009年10月の法律施行も無理ではない状況といえる。 派遣法改正案の要綱で示した規制の強化点

    改正派遣法が2009年10月施行へ、SEの「派遣」にも規制強化
  • Part1 正しいPerl/CGIの書き方:ITpro

    Shibuya Perl Mongers 2代目リーダーにして,ppencodeの作者。広島市立大学卒業後,大企業向けmod_perl製品の開発に従事。2005年よりサイボウズ・ラボ株式会社に入社。LL Ringに参戦。Namazu for Win32,Plagger,Ajajaのコミッターでもある。 CGIといえばPerl。そんな風にいわれていた時期もありました。レンタル・サーバーのCGIで手軽にPerlが使えたこともあり,ちょっとした掲示板のスクリプトやアクセス・カウンタなど,CGIプログラムの多くがPerlで書かれていました。このためPerlが爆発的に普及したのです。Perlは日のインターネット黎明期を支えたプログラミング言語として,広くその名が知られています。 その半面,Perlで書かれたプログラムの保守性に悩む声も聞かれるようになりました。事実,Perlのプログラミング経験が少

    Part1 正しいPerl/CGIの書き方:ITpro
  • 刺激を求める技術者に捧げるScala講座---目次

    連載では,次世代のエンタープライズ・プラットフォームを支える言語として,このところ最も注目を集めている言語「Scala」の魅力をお伝えしていきたいと思います。Scalaは,技術的にもかなり刺激的で,楽しい言語に仕上がっています。最初の一歩から刺激的な技術解説まで,幅広くScalaおもしろさ,楽しさをお伝えしたいと思います。 第1回 なぜScalaなのか? 第2回 Scalaの基的な文法 第3回 Scala言語を探検する(1) 第4回 Scala言語を探検する(2) 第5回 Scala言語を探検する(3)関数型言語としてのScala 第6回 Scala言語を探検する(4)Scalaの型システム 第7回 関数脳のつくり方 First Season 第8回 Scala DSLでできること 第9回 Scala DSL事始め(前編) 第10回 Scala DSL事始め(後編)

    刺激を求める技術者に捧げるScala講座---目次
  • SIerにとって“怖い”のはSaaSよりもPaaS

    SaaSよりPaaSの方がシステム・インテグレータ(SIer)に大打撃を与えるなあ・・・セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフ会長兼CEOの話を聞きながら、そんなことを考えていた。クラウド・コンピューティングの最終的な勝者がどこになるかは別にして、このパラダイムシフトはSIerのビジネスモデルにトドメを刺す、そのことが妙にリアリティを持ち始めてきた。 PaaSはプラットフォーム・アズ・ア・サービス、つまりサービスとしてのアプリケーション開発・実行基盤のこと。SaaSのようにアプリケーションまで作り込んだサービスではなく、アプリケーションを作って動かす環境をサービスしましょうって話だ。セールスフォース・ドットコムは「Force.com」とか言っているが、PaaSは何もこの会社の専売特許ではない。日ITベンダーもおっかなびっくりだが似たようなサービスに乗り出そうとしている。 情報シ

    SIerにとって“怖い”のはSaaSよりもPaaS
    scorelessdraw
    scorelessdraw 2008/07/04
    "PaaSはプラットフォーム・アズ・ア・サービス、つまりサービスとしてのアプリケーション開発・実行基盤のこと。”
  • SI契約に変革迫る「進行基準」 IT業界に激震走る!:ITpro

    ユーザー企業のみなさんは、システム開発プロジェクトを進める際、ITベンダーに次のような依頼をしたことはないだろうか。 経営判断でシステムの稼働日は決まっている。だが、肝心の要件は固まっていない。「何としても納期を守ってくれ。要件定義と並行して、仕様が固まっている部分から、開発作業に着手してくれないか」。 すでに開発が済んだ部分について、利用部門から大きな仕様変更の依頼が来た。「予算はもう増やせない。申し訳ないが、最初に契約した金額のままで修正してくれないか。次の案件も御社に発注するから」。 新システムの予算を何とか確保した。あとはこの予算でシステムを開発してもらうだけ。「ハードウエア込み、要件定義から運用設計まで、すべて一括で契約してほしい」――。 頻繁とは言わないまでも、システム開発を進めるうえでは“よくある話”だ。問題があると分かっていても、経営層や他部門からの要請で、こうした依頼を

    SI契約に変革迫る「進行基準」 IT業界に激震走る!:ITpro
  • プロジェクト・マネージャの「やってはいけない」---目次 - プロジェクト・マネージャの「やってはいけない...:ITpro

    プロジェクト・マネジメントのアンチパターンを徹底解説 プロジェクト・マネジメントにはセオリーがある。セオリーを知らずに,あるいは軽視して,失敗するプロマネは少なくない。現場でたたき上げたベテランの凄腕PMが,現場でプロマネがやってはいけないことを解説する。 関連サイト: ■メール編 ■やる気編 ■要件定義編 ■会議編 ■報連相編 ■協力会社対応編 ■品格編 ■課題管理編 ■変更管理編 ■コミュニケーション編 ■外注管理編 ■姿勢・資質編 ■計画&進捗管理編 ■品質編 ■姿勢編 理由無き要求は機能化してはいけない プロジェクト事務局を軽視してはいけない 過去の成功体験にとらわれてはいけない 自己研鑽を怠ってはならない 目的を忘れてはいけない ■プロジェクト完了編 完了条件をあいまいにしてはいけない 完了報告会を省いてはいけない 成功・失敗要因を不明確なままにしてはいけない フィードバックを忘

    プロジェクト・マネージャの「やってはいけない」---目次 - プロジェクト・マネージャの「やってはいけない...:ITpro
  • プログラマは「大変だけど,やりがいのある仕事」

    「意外にC/C++の人気が高いのか」「プログラマには転職しやすいイメージがあるんだ」――。これらは,著者がアンケート結果を集計しながら感じたことである。 読者の皆様のおかげで,日経ソフトウエアは2008年7月号をもって創刊10周年を迎えることができた。その関連企画の一つとして,ITproと共同で,「プログラミング/プログラマに関するアンケート」を実施した。 この「プログラミング/プログラマに関するアンケート」は,2008年4月9日(水)~4月14日(月)の6日間,日経BP/日経BPコンサルティングのWebアンケート調査サービス「ITpro Research」の登録モニターを対象に,専用Webサイト上で実施したものである。回答者総数は3003人。回答者の年齢構成は,40才代が最も多くて39.4%,続いて30才代が34.8%,50才以上が19.3%,20才代が6.2%だった。3003人のうちプ

    プログラマは「大変だけど,やりがいのある仕事」
    scorelessdraw
    scorelessdraw 2008/06/02
    ”回答者総数は3003人。回答者の年齢構成は,40才代が最も多くて39.4%,続いて30才代が34.8%,50才以上が19.3%,20才代が6.2%だった。3003人のうちプログラミング経験があると回答したのは2124人。”
  • [Seasar Conference]「世界への普及目指す」---ひがやすを氏が新フレームワーク「Slim」を発表

    「新しいカテゴリのソフトウエアとして位置付け,英語で情報発信して世界への普及を狙う」---ひがやすを氏は2008年5月24日開催されたSeasar Conference 2008 Springで新フレームワーク「Slim(Simple, Less is More)」を発表した。 Slimは,ひが氏が開発したJavaフレームワークSeasar2の機能を絞り込んでシンプルにし,習得しやすくしたものだ。Seasar2はDI(Dependncy Injection)コンテナと呼ばれることが多かったが,DIコンテナとしては海外ではSpringが普及している。Seasar2の特徴であるホットデプロイ(Webアプリケーション・サーバーを再起動することなくプログラムの修正を反映できる)機能を前面に押し出し「ホットデプロイ可能なフルスタック・フレームワーク」という,Javaアジャイル(俊敏)な開発を行うた

    [Seasar Conference]「世界への普及目指す」---ひがやすを氏が新フレームワーク「Slim」を発表
    scorelessdraw
    scorelessdraw 2008/05/25
    ファンベースができればなぁ...
  • 検証ラボ - 目次:ITpro

    注目すべき製品や技術について,実際に細部にわたって検証・評価を行い,公正な観点からレポートする。現場ではやりたくてもできない,やるヒマがない,でも結果は知りたいテーマを取り上げる。 観点の絞り込みで設計レビューは改善できるか? 要件定義書や設計書のレビューでは、後工程での修正コストを低減させる「重大な指摘」を数多く挙げることが重要だ。その方法の一つとして、レビューの観点を絞り込むことが提唱されている。観点を絞り込むことで、重大な指摘はどれだけ増えるのか。レビューの研究者である森崎修司氏に、二つの検証結果を報告してもらった。 ウイルスを観察してみる ウイルスやワームはパソコンやサーバーの中でどのように動作するのか。その動きを目で見ることは,脅威を体感するという意味で意義がある。そこで,検証マシンを用意し,実際に感染させ,発症させ,その挙動を観察した。 KVS「Cassandra」の実力 デー

    検証ラボ - 目次:ITpro
  • 第2回 オフショア開発における私の失敗例(1)

    2003年にJUDE(チェンジビジョンの設計支援ツール)開発部に配属されてから,すでに5年が過ぎました。その間,自らJUDEの設計・実装・テストに従事すると同時に,福井のJUDE開発チーム(以下,福井チームと呼びます)と上海のJUDE開発チーム(以下,上海チーム)の間の橋渡し役も勤めてきました。IT業界では,このような役割をブリッジSEと呼びますが,JUDE開発部ではコミュニケータ(communicator)と呼んでいます。 JUDEコミュニケータとしては,(1)福井チームが決定したストーリー(JUDE開発チームが採用しているXP方法論の手法で,シンプルなテキストや画像によって記述される機能要求)やタスク,開発方針などを上海チームに伝達する,(2)上海チームの質問と意見を福井チームに伝える,(3)それらの質問や意見に関する福井チームの回答を上海チームに説明する,(4)上海チームの進捗(しん

    第2回 オフショア開発における私の失敗例(1)
  • 三菱東京UFJ銀の一部障害、直接の原因は文字コードの設定誤り

    三菱東京UFJ銀行の一部キャッシュカードが、5月12日の午前7時から約5時間セブン銀行のATMで使えなくなった原因が分かった。三菱東京UFJ銀のシステムからセブン銀のシステムに送信する取引結果データの文字コードに誤りがあり、セブン銀のシステムが取引結果を正常に処理できなかった。約2万件の取引が影響を受けた。 取引ができなかったのは、取引対象が旧東京三菱銀の店舗の口座で、かつ通帳に未記入の明細が10件以上あるときに限られる。この条件を満たす場合、三菱東京UFJ銀のシステムは、通帳記帳を促す案内文を取引結果データに加えて、セブン銀に送信する。この案内文はカタカナだけを使用すると両行で取り決めていた。 一方、三菱東京UFJ銀は5月10日の夜9時から12日朝7時までシステムを臨時停止し、旧東京三菱銀ベースの勘定系システムに旧UFJ銀の機能を追加した新システムを稼働するための切り替え作業を実施した。

    三菱東京UFJ銀の一部障害、直接の原因は文字コードの設定誤り
  • 9万8000円のオーダーメイド・システムで“Excel難民”を救いたい

    スターロジックは5月1日,1業務(1帳票とそれを承認するワークフロー)を9万8000円でオーダーメイドによりシステム化するサービス「ギョイゾー」を開始した(関連記事)。システム・インテグレーション(SI)業界の常識から大きくかけ離れたこのサービスをなぜ始めたのか。どのようにしてこの価格を実現したのか。代表取締役社長 羽生章洋氏に聞いた。(聞き手は高橋信頼=ITpro編集) なぜ「ギョイゾー」を始めたのですか。 昨年,「DIY(DoITyourself)」というサービスを始めました。ユーザーが「マジカ!」というカードを使って仕様を書き,1タスク当たり8万円でシステム化するサービスです(関連記事)。 人月からの脱却 「DIY」では人月からの脱却を目指しました。SI業界は長らく人月で仕事をしてきました。人月は時間あたりの労働力を売る業態で,技術者の付加価値は認められない。生産性を上げるよりだらだ

    9万8000円のオーダーメイド・システムで“Excel難民”を救いたい
  • 6000人が作ったシステムは必ず動く:ITpro

    最盛期の開発要員6000人,開発工数11万人月,投資額2500億円,取引件数1日1億件。三菱東京UFJ銀行が「Day2」と呼ぶ,勘定系システム一プロジェクトの成果物である。6000人のシステムズエンジニア(SE)が作り上げた巨大システムは,2008年5月の連休明けに必ず動くはずだ。 23年間にわたって情報システム開発プロジェクトの取材を続けているが,6000人のSEを集めた事例は過去に一度も見聞きしたことがない。世界を見渡してもおそらく例がないはずだ。これから何年間,記者を続けるのか分からないが,今回の三菱東京UFJ銀行を除けば,6000人を動員するプロジェクトを取材する機会は二度とないだろう。 6000人のSEが同時期に集まったのであって,「6000人月」ではない。開発工数は先に書いた通り,11万人月である。この数字も凄い。一体何を作ったのかと思ってしまう。正確にはこのSEパワーは開

    6000人が作ったシステムは必ず動く:ITpro
  • 「テストをすべきなのは知っているが,現実にはできない」という現場の状況をいかに打破するか,気鋭のソフト開発者とテスト技術者がパネル討論

    「テストをすべきなのは知っているが,現実にはできない」という現場の状況をいかに打破するか,気鋭のソフト開発者とテスト技術者がパネル討論 Developers [Test] Summit 2008(デブサミTest) 「建前ではなく実際にテストを普及させるにはどうすればいいのか」。2008年4月23日,東京・九段で開催されたテストに特化したソフトウエア開発者向けカンファレンス「Developers [Test] Summit 2008(デブサミTest)」で「【徹底討論】テストなんていらない?!-テストを,どこまでやるべきか?」というパネル・ディスカッションが開催された。 司会を務めたのはタワーズ・クエスト プログラマ兼取締役社長であり,テスト駆動開発(TDD)の日での第一人者である和田卓人氏。同氏に,オープンソース・プロジェクト「Seasar」のチーフコミッタであるひがやすを氏,テストの

    「テストをすべきなのは知っているが,現実にはできない」という現場の状況をいかに打破するか,気鋭のソフト開発者とテスト技術者がパネル討論
  • 日米トップJ2EEアーキテクトが語るフレームワークの未来---Gavin King氏にひがやすを氏が聞く

    O/Rマッピング・ツールHibernate,JBossのフレームワークSeamの作者Gavin King氏。King氏はEJBなどJavaのコンポーネントを統合するWeb Beansを提唱し,Javaの標準化プロセスである「The Java Community Process」で標準化が行われている。金融業のシステムや商用フレームワークに採用されているDI(Dependency Injection)コンテナSeasar2の作者ひがやすを氏。ひが氏はSeasar2で,アジャイルな開発を実現するためのツール作成に取り組んでいる。日米のトップJ2EE(Java2 Enterprise Edition)フレームワーク・アーキテクトがWebアプリケーション・フレームワークの未来について語った。

    日米トップJ2EEアーキテクトが語るフレームワークの未来---Gavin King氏にひがやすを氏が聞く
  • 「下請けの労働生産性は元請けの6割」,IPAが情報処理産業経営実態調査報告書を公開

    独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は2008年4月11日,「第29回 情報処理産業経営実態調査報告書」を公表した。2006年度の情報処理産業の売上は2.5%増と4年連続プラス成長。一方で下請け企業の労働生産性は元請けの約6割しかない業界のピラミッド構造も改めて浮き彫りになっている。 調査は1978年より毎年実施しているもの。今年度は2007年12月に4000社を対象に行い,723社より有効回答を得た。 2006年度の情報処理産業の売上高は2.5%増と4年連続プラス成長で,2005年度の0.8%増を上回った。IPAでは,この伸びを情報セキュリティ分野,コンテンツ関連分野,日版SOX対応による一時的需要増などによるものと分析している。 企業規模別では大企業の売上高は3.7%増となったが,中小企業の売上高はマイナス0.9%と減少。2005年度が大企業でマイナス0.5%,中小企業で2.6%

    「下請けの労働生産性は元請けの6割」,IPAが情報処理産業経営実態調査報告書を公開
  • 無駄なく確実にテストする---目次

    記事では,ソフトウエア・テストの流れに沿って,その知識と手法を解説する。開発期間が短期化する一方,システムはより複雑化している。このような厳しい状況にもかかわらず,基を押さえた上で,漏れのない的確なテストを整然と実施することが求められている。テストの手法を学ぶ前提として,テストの流れ,テストの目標,テスト管理という3つの基知識を整理しておこう。 総論 3つの基知識 “バグ取り”だけが目的ではない I 単体テスト すべてのシステムで実施される基的なテスト II 結合テスト プログラムを組み合わせて仕様を満たしているか確認する III システム・テスト 負荷の限界を知る IV 運用テスト 初期稼働のバグを摘出 V テスト管理 データを基に先手を打つ

    無駄なく確実にテストする---目次
  • 崩壊した「人月からの脱却」

    「人月計算をやめたいんだよね…,どうも納得がいかない」 2008年3月15日号の日経コンピュータで「ITコスト」を取り上げた特集を組んだ。企画の段階で,「○システムなら△円」といった指標が出せないものかと考えたのである。そうした指標があれば,ユーザーがベンダーと交渉したり,逆にベンダーがユーザーに提示する相場観の目安となる。想定したのが不動産情報だ。「新宿のビルで□坪なら×円」といった情報を提供したかった。 そこでユーザーのIT部門とベンダーの両方に取材したのだが,「相場は難しいんじゃない?システムは会社によって違うから」という反応がほとんど。それに続いて「それよりも…」という冒頭の言が出てくる。どうも完成品であるシステムの機能や価値ではなく,それを作るためのコストを問題視しているようだった。 長らく使われてきたこの人月単価や人月計算を,ユーザーとベンダーの両者が止めたいと思っている(注1

    崩壊した「人月からの脱却」
  • 【速報】スルガ銀が日本IBMを提訴、システム開発の債務不履行による損害など111億円超を賠償請求

    スルガ銀行は2008年3月6日、日IBMに111億700万円の損害賠償を求める訴訟を東京地方裁判所に提起したと発表した。「新経営システム」の開発を委託したが、「IBMの債務不履行により開発を中止せざるを得なくなった」(広報)ことにより被った損害や逸失利益などの賠償を求めたもの。 スルガ銀が導入を目指していたのは、IBMのオープン勘定系パッケージ「NEFSS/Corebank」。2004年9月にプロジェクトを開始していた。当初は2008年1月の稼働を目指していたが、開発遅れにより、延期していた。 スルガ銀はNEFSS/Corebankの導入は中止するものの新経営システムの構築プロジェクト自体は引き続き進めるという。スルガ銀の現行の勘定系システムは日IBM製。 日IBMは、「訴状を見てないので詳細は分からないが、契約上の義務は果たしたと認識している」(広報)とコメントする。

    【速報】スルガ銀が日本IBMを提訴、システム開発の債務不履行による損害など111億円超を賠償請求
  • 連載◎開発現場から時代を眺める by arton---目次

    ツールは正しく使わなければならない。トラックに荷物を満載して皆でリヤカーのように引っ張って歩いても,それはかえって苦労を増やしているだけだ。見かねてガソリンを入れることや運転免許の取得について教えようとすると,「そんなコストや手間をかける必要はない。これはしょせん最新の荷車だからリヤカーを引っ張る経験さえあれば良いのだ」と胸を張って答える人がいる。だがそれは違う。パラダイム・シフトを甘く見てはいけない。 J2EE(Java2 Platform, Enterprise Edition)はエンタープライズ・コンピューティングに対する最新のツールだが,どうもリヤカー時代の成功体験に引きずられて,冒頭の例え話のような間違いが起きていると感じることがある。プログラミング言語のパラダイム・シフトについては誰もが知っている。Javaはオブジェクト指向プログラミング言語だそうだ。これは今度の荷車は自走式だ

    連載◎開発現場から時代を眺める by arton---目次