守備の構築には定評があるものの、攻撃の指導には疑問の声もあるマンチーニ。インテル時代はリーグ三連覇の一方で、CLではベスト8が最高成績。来季もこの壁を破れないようだと、更迭は免れないだろう 持てる者であるが故の風当たり。プレミアリーグでも断トツの資金力を誇るマンチェスターCは、嫉妬も絡み否定的な見方をされがちだ。 4-2-3-1システムでカウンターを主体にポイントを稼ぐスタイルは、「効果的」ではなく「消極的」と非難される。 年初のアーセナル戦のように、正攻法の相手とスコアレスドローでも演じようものなら完全に悪者扱い。遊び心のあるタブロイド紙に、映画『スター・ウォーズ』シリーズの悪玉ダース・ベイダーが、顔をロベルト・マンチーニ監督に挿げ替えられた合成写真が登場したのは1度だけではない。 しかし、公正な目で眺めれば、今季のマンCは高い評価を得て然るべきだ。開幕直後の数週間を除けば、1度もトップ
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