以前書いた読後録のリサイクル。大学が大衆化するにつれて起る変化を、エリート型大学、マス型大学、ユニバーサル型大学という三つの段階に分けて検証している。この本が出版されたのは1976年だが、その時点で既に大学のマス型化、ユニバーサル型化は問題になっていたということになる。 訳者のあとがきに、この本の要約を表にまとめたものが掲載されている(p194-195)。この本に納められている3つの論文で繰り返し説明が成されているため、この表を見たほうが理解が早いかもしれない。 高等教育制度の段階エリート型マス型ユニバーサル型 全体規模(該当年齢人口に占める大学在学率)15%まで15%以上〜50%まで50%以上 該当する社会(例)イギリス・多くの西欧諸国日本・カナダ・スウェーデン等アメリカ合衆国 高等教育の機会少数者の特権相対的多数者の権利万人の義務 大学進学の要件制約的(家柄や才能)準制約的(一定の制度
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン フランスでは、高等専門教育機関のグランゼコールや大学で、日本の修士論文や卒業論文に相当する演習を学外で行わせることがある。この演習は、海外になることもあって、日本の大学や企業も時々そうした学生たちを受け入れている。 3年前に私の研究室にも、コリシュ君という学生が半年間滞在した。彼は、フランスのナント工科大学の大学院生で、ヨット部で活躍していた。ヨットの科学的な(コンピューター・シミュレーションによる)設計法を研究テーマにしたので、私の研究室にやって来たのだ。大学院卒業間近の彼はまだ就職が決まっていなかった。卒業してから探すのだという。フランスでは、それがごく普通のことらしい。帰国してから、ヨットのセールメーカーを志望したのだが、結局、風力発電
第54回 「規制だらけ」日本の教育を変えるヒント 経営コンサルタント 大前 研一氏 2006年11月15日 全国の高校で、卒業に必要な科目を履修していないという問題が次々に判明している。受験に関係のない教科の授業を行わずに、その分を受験教科に振り替えていたということだ。既に報じられている通り、なんとこの未履修問題が起こったのは、全国で約540校にも上る。影響を受ける高校生は約5万人という規模だ。 政府は、この問題を解決させるため、受ける授業の時間数を少なくして、生徒の負担を減らすなどの救済策を出した。この救済策で、ぶっとんだのは文部科学省(文科省)だろう。文科省は、この問題が発覚した当初から「未履修のままでは卒業させないよ。冬休みの間勉強しなさい」と指導していたはずだ。仮にこの問題が1、2校程度の学校で起こった単発的なものだったら、文科省が威張って出てきて、急に補修をやることになって
「いじめた奴らを高く吊せ」という発想を持っていては、いじめは無くならない 社会 むしろ大人の目の届かないところに深く潜り、陰湿化するだけである。 そして何より「奴らを高く吊せ」という考えが、いじめそのものであるという事に発言者が気付いていない。 いじめという問題を目の当たりにしたときに「いじめをした奴が悪いに決まっている」的にどうしてもなりがちだ。私はそうは思わない。私はいじめ問題を考えるときに「誰が悪い」という犯人捜しをしてはならないとは思わない。それは「悪者」という異分子を見つけ出し、彼らを「高く吊る」作業を行う事によって問題が解決されたかのような錯覚に陥るだけだからだ。 いじめた子を叱ればいじめ問題は解決するのか?答えはノーだ。個別のいじめについてはもしかしたらそれで収まるかもしれない。叱られた事で「いじめをする事は悪い事だ」と学ぶ子もいるかもしれない。でも、それらは対処療法でしかな
A grad student in economics emails me his dismay about the field: Prof. Mankiw, I'm an avid reader of your blog and let me be one among the thousands who have probably already told you that it rocks! I am doing my Masters in Economics here in the US and I recently went to a Graduate Economics Students Conference in my city. I sat through a whole day of paper presentations and the one thing that st
高校必修科目の履修漏れ問題が拡大している。公立校だけでなく、私立校での履修漏れの実態が次々と明らかになり、政府は最終的に8万人前後の3年生が該当するという見通しを示している。現時点では生徒の救済策として「補習」の負荷軽減が論じられているが、問題の本質は、文部科学省が定める「学習指導要領」が教育現場の実態から乖離していることにある。そこに踏み込まない限り、発展的な解決にはならない。将来の日本経済を支える人材をどう育てるかという問題でもある。元河合塾教務本部長で、高校の教育現場に精通し、現在教育コンサルタントとして活躍している亀井信明氏に教育現場の視点からの意見を聞いた。(聞き手は、日経ビジネス編集委員=水野 博泰) NBO 今回の問題をどのように見ていますか? 亀井 大学進学率が5割、専門学校などを含めれば8割が高校卒業後にさらに高度な教育を受ける時代です。入試科目や問われる資質は千差万別な
2006年10月27日02:30 カテゴリTaxpayer 大学行きたかったら高校行かなきゃいいのに 世界史の単位履修は高校卒業に必須だと文部科学省は言っているようだけど、しかし高校卒業は大学入学に必要だとは文部省は全く言っていない。 livedoor ニュース - [履修不足]10県65校、生徒数は1万2000人に 富山県立高岡南高校で発覚した履修単位不足問題で、新たに青森、岩手、山形、福島、石川、福井、愛媛、広島、栃木の各県の公私立高校でも必修科目を履修せず同様の単位不足になっていることが分かった。単位不足はこれで10県65校、生徒数は約1万2000人に上った。中には、履修を装った報告書を教育委員会に提出する「架空履修」もあった。各県教委や学校は単位不足の3年生が卒業できなくなるおそれもあるとして、3年生への補習授業を検討するなど対応に追われ、文部科学省も全国調査を行う。それどころか、
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