イスラム系少数民族ロヒンギャの難民たちを移住させる候補地となっているバングラデシュのブハシャンチャ―ル(テンガルチャール)島(2015年1月撮影、資料写真)。(c)AFP 【11月20日 AFP】バングラデシュの周辺海域に、過去10年で新たに出現した約30の島々が、海面上昇によって海抜の低い同国にもたらされる危機の解決策を提供することになるかもしれない。 世界銀行(World Bank)による最近の研究では、同国南部の肥沃(ひよく)な土地の40%が、海面上昇により2080年までに水没すると予測されている。 だがバングラデシュ政府によるとベンガル湾(Bay of Bengal)には2007年以降、合計507平方キロに相当する29の島が新たに出現している。ヒマラヤ山系の河川によって流れ込む年間推定10億トンの泥が堆積し、同湾の浅瀬に島を形成するためだ。これらの島々にはすでに人が住んでおり、専門